美内すずえ傑作選 (4) (白泉社文庫)
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「美内すずえ傑作選 (4) (白泉社文庫)」のおすすめレビュー
『ガラスの仮面』の美内すずえはホラーもすごい! 夏に読みたい、身の毛もよだつ傑作ホラー3選
『ガラスの仮面』(美内すずえ/白泉社)
※この記事にはネタバレが含まれます。ご了承の上、お読みください。
漫画家・美内すずえ先生といえば、もちろん代表作は『ガラスの仮面』。1976年に連載が始まり今年でなんと46年目。紅天女をめぐる北島マヤと姫川亜弓の演技バトルは、今なお決着がついていません。
現時点では、2012年に発売された49巻を最後に連載はストップしていますが、読者のみなさんは、いつかきっと続きが読めると信じ、1巻から49巻までを繰り返し読んでいることでしょう。読み返すたびに、新たな発見があるのが“ガラかめ”の魅力のひとつです。
しかし、美内先生の傑作は、なにもガラかめだけではありません。優れたホラー・サスペンス作品も数多く発表しています。
主に1970年代に発表されたそれらの作品は、ガラかめほどの知名度こそないものの、壮大なストーリー展開はまるで映画のよう。最近の少女漫画では、まずお目にかかれないテイストの作品ばかりです。
というわけで、夏にぴったりの美内すずえ傑作ホラー作品を紹介したいと思います。
※以下よりネタバレが含まれます。
寄宿…
2022/7/7
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美内すずえ傑作選 (4) (白泉社文庫) / 感想・レビュー
kagetrasama-aoi(葵・橘)
「美内すずえ傑作選」第四巻。表題作と「金色の闇が見ている」「冬のひまわり」「ポリアンナの騎士」の四編が収録。表題作はミッション系の女学院に編入された少女がヒロイン。このタイトル、秀逸です。ホラーなんだけど哀しみも感じる好短編。「冬のひまわり」はロマンチックな話。「金色の闇が見ている」はよくも少女漫画にこんな話を載せたものだと感じ入る話。当時の別マの懐の深さを感じます。
2022/02/09
しゅわ
レビュー寄付で一念発起!怒涛の週末読み溜め…番外編。『ガラスの仮面』で有名な美内すずえ先生の初期の傑作選です。『13月の悲劇』有名俳優の隠し子のマリーが、母の死後、規律のきびしい寄宿学校に入れられ…というホラー。仮面の同級生達はトラウマになりそう(涙) 『金色の闇が見ている』田舎の町に越してきた女の子が猫との戦いに巻き込まれるお話。猫の集団…相当コワイ。『冬のひまわり』小さい時に見た絵の“雪の中に咲くひまわり”を探す物語。『ポリアンナの騎士』ポリアンナと、彼女の命を何度も助けてくれる男性とのお話。
2014/06/14
らなん
何度目かの再読。美内さんの漫画は、発売時のコミックで持っているのだけど、全て妹の所で保管されているため、すぐ読めるよう文庫版で自分用に買い直しした。冬のひまわりとそれが咲く村に住む、太陽にあたると溶けてしまう人々、映画「ベン」を彷彿させるネコの街等々、どのストーリーも秀逸で何度でも読み返したくなる。
2020/06/24
犬こ
古い少女漫画シリーズ。美内すずえは、ストーリーがドラマティカルだわ~。今読んでも新鮮!
2014/07/27
いさらこ
初読。表題作、転入した学校が悪魔崇拝の魔女養成学校というサスペンス。『金色の闇が見ている』は読んだことあり。観光地の猿並みに人から食べ物を奪う、ハーメルンのネズミ並みに増えた野良猫。しまいには食肉の為に人を襲うかなりホラーな話。猫が悪役なんて!以上は中編で、短編の『冬のひまわり』『ポリアンナの騎士』はファンタジーな、色々楽しめる1冊でした。
2014/07/17
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