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愛のうらおもて (中学生までに読んでおきたい哲学 1)

愛のうらおもて (中学生までに読んでおきたい哲学 1)

愛のうらおもて (中学生までに読んでおきたい哲学 1)

作家
松田哲夫
南伸坊/案内人
出版社
あすなろ書房
発売日
2012-09-04
ISBN
9784751527214
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愛のうらおもて (中学生までに読んでおきたい哲学 1) / 感想・レビュー

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KAZOO

「中学生までに読んでおきたい哲学」の第1巻で「愛のうらおもて」ということでかなり難しいのではないかと感じました。アンソロジーなので様々な作品(小説、エッセイ、落語など)出会いの様々なかたちが描かれています。私はほとんど読んだことがないものばかりで楽しめました。円地文子、森瑤子、佐野洋子、幸田文など女性作品が印象に残りました。

2020/12/09

レアル

「中学生までに読んでおきたい哲学」として新聞の広告で紹介されていたので図書館で借りてみた。どうやらシリーズものらしい。この巻のテーマは「愛」。人間愛を中心に其々の著者が短編を描いているのだが、心温まるものが中心とはいえ、話の中には子どもには難しいのでは?と思える言葉等も出てきたりして、興味深くまた驚きながら読んだ。大人が読んでも十分楽しめる。面白そうなので引き続きこのシリーズを借りて読んでみようと思う。

2020/10/22

リノン

思っていたよりも紹介されている作品のレベルが高くて必死で読みました。小学生5年生以上が読めるようになっていますが、小学生でこれを理解する子は、ある意味怖いかも。太宰治、森鴎外、小泉八雲など久しぶりに読めて楽しくもありました。坂口安吾さんの“恋愛は、人生の花であります。いかに退屈であろうとも、この外に花はない。”が良かったな。向田邦子の「ゆでたまご」、戦没学生の「日記」は、胸が締め付けられました。

2016/09/26

mm

松田哲夫さんの「中学生までに読んでおきたい日本文学」全10巻のラインナップに、かつて目を見張った私は、このシリーズを古本市で見かけた時には買おうかと思った。重いので見送り。今回は哲学となっていますが、まぁ、内容は日本の小説・エッセイ。森鴎外・中嶋らも・倉橋由美子・向田邦子・太宰治・寺山修司・坂口安吾・岡本かの子等々の目次の名前を見ただけでもちょっと嬉しくなる。ラストの宅嶋徳光という方は、招集されて航空演習中に亡くなられた方で、恋人に当てた日記が掲載されています。これがすごい。文学を超えている。。ので、哲学

2021/04/19

pirokichi

新聞広告でずっと気になっていた本。愛、恋、嫉妬など「愛のうらおもて」に纏わる、杉浦日向子、坂口安吾、吉行淳之介、森鴎外、岡本かの子など豪華メンバーによる小説、随筆など19篇。向田邦子「ゆでたまご」と太宰治「満願」は既読だったがあらためて楽しめた。また倉橋由美子、大庭みな子など初めての作家作品に出会えたのはうれしかった。最も好きだったのは、幸田露伴との親子関係が何ともよい、幸田文『啐啄』。戦没学生が死を目前にして恋人に宛てて書いた日記である宅嶋徳光『日記』は素晴らしい文章故あまりに切ない

2023/01/09

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