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ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く

作家
室橋裕和
出版社
辰巳出版
発売日
2020-09-11
ISBN
9784777823567
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ルポ新大久保 移民最前線都市を歩く / 感想・レビュー

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ゆいまある

もしも家族の都合を考えなくていいのなら、新大久保に住んでみたい。料理なんて作らずに、毎日気ままに外食する。タイ料理、韓国料理、何でもあるし美味しいし。新大久保に移り住んだ筆者の、2020年7月までのルポ。韓流だけでなく、むしろベトナムとネパールの人々の元気さが目立つ。ただ、観光地になり過ぎて、住むには向かない街になりつつあるようだ。最近ニュースで見たけど、韓国行けない人が集まってた。私が独身の頃住んでいた十条も、国際化が進んでいるらしい。結婚しなければ多国籍になった街にいられたのか。ちょっと悔しい。

2021/04/17

はっせー

新大久保に興味がある人や多国籍地域に興味がある人にぜひ読んでほしい本になっている!この本は著者の室橋さんが新大久保に住んでその地域に住んでいる人やお店の人に話を聞いて新大久保のことを知る本になっている。まず新大久保というと韓国のイメージが強いと思う。だがいまは違う。ベトナムやタイなど色んな国の方が住まれている。要するに日本が今後移民が増えたときにどんなふうになるのかのロールモデルになる地域だと思う。ここでは日本の方と海外の方がどうやって街を発展されるかを真剣に語っていた!ぜひ読んでほしい!

2023/01/22

こばまり

以前、戸山の区民体育館に通っていたこともあり、今でも時折訪れる好きな街である。立ち並ぶ飲食店が一定の美味しさを保てるのはなぜか。開業のハードルは高くないのか。故郷への送金はどのように等、これまでの漠然とした疑問が氷解した。

2021/03/05

読特

韓流だけではない。ベトナム、ミャンマー、バングラデシュ、タイ、インド、パキスタン・・。震災がもたらした多国籍化。その昔は”伊賀者”が住んだ街は変化する。それは国の縮図であったりもする。多様性に適応する行政、保育施設、学校、図書館。盛り上がるフェス。活気あふれる繁華街。・・移民政策は反対。安い外国人労働力は資本家の利潤追求の論理。分断されたコミュニティを乱立させてはいけない。だがらこそ、多様性を理解することが大切。緊縮財政・規制緩和・価格競争。デフレを推進し沈んて行くこの国へ、いつまで憧れてくれるだろうか。

2020/12/16

Sakie

移民として日本に住み着く人たちは、日本は決してオープンな社会ではないのに、なぜ選んでくれるのかとずっと思っていた。その理由は、稼ぐためだったり、日本の学歴が本国の就職に有利だからだったりするが、以前から言われる治安の良さだけではなく、今や韓国やオーストラリアより"割安だから"という選択に愕然とする。日本は「近くて安い国」になったのだ。まあ、それでもいい。彼らに優しい国であってほしい。多文化共生の基盤が整いつつある新大久保は今や先進地域。その発散するエネルギーを浴びに行ってみたくなるようなルポだった。

2022/04/11

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