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バンコクドリーム 「Gダイアリー」編集部青春記

バンコクドリーム 「Gダイアリー」編集部青春記

バンコクドリーム 「Gダイアリー」編集部青春記

作家
室橋裕和
出版社
イースト・プレス
発売日
2019-12-15
ISBN
9784781618463
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バンコクドリーム 「Gダイアリー」編集部青春記 / 感想・レビュー

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DEE

「エロからテロまで」というバンコク発祥の伝説の雑誌「Gダイアリー」での記録。 ニートライターが一念発起してバンコクに移り体当たりでGダイに入社、そこからの奮闘ぶりが本当に凄い。一冊の雑誌とタイという一国家の移り変わりのシンクロが興味深い。経済発展目覚しいタイの熱量がそのまま文字になっているようで、読んでいて心熱くなるし、著者のGダイ愛も素晴らしい。最後はすったもんだあるのだけど、タイという国のマイペンライの精神は全てを救うのではと本気で思った。「日本の恥」とまで罵られた雑誌が面白くないわけないよね 笑

2020/08/13

Takashi Takeuchi

”エロからテロまで”日本人駐在員向け風俗情報から高野秀行氏、丸山ゴンザレス氏なども寄稿したディープなアジア文化に政争、クーデターまでゴッタ煮のバンコク発雑誌『Gダイアリー』。週刊文春の24時間スクープ合戦に疲れドロップアウトした著者が編集者として参加し奔走した青春記。急発展する東南アジアの熱気とゆるさに著者の『Gダイ』愛が溢れていて、羨ましい。そして著者もやっぱり沢木耕太郎の『深夜特急』にやられた人でした。

2021/09/04

nobu23

タイのバンコクで日本人向けのエロからルポまで何でもありの雑誌を作っていた編集者の当時の思い出が書かれている。バンコクでの生活やはちゃめちゃなライターのエピソードなど、ボリュームの多さにも関わらず最後まで飽きずに楽しく読めた。一時期は日本でも雑誌として売られていた程の人気で、高野秀行なども記事を書いていたらしい。

2020/04/22

Yasutaka Nishimoto

国内でなかなか手に取ることができなかったGダイアリー。本書を読んでいた時点で、すでに廃刊となって4年。現在はwebコンテンツとなってリニューアルされているよう。バンコクに初めて行ったのが15年ほど前。Gダイアリーはあったはずだが、認識はしていなかった。アジアの雑誌は廃刊になってから買い集め、未だ読了はできていない。アジアの雑誌も、エロ・テロ交えて読み応えはあるが、それを超える力はGダイアリーにあったのだろう。「つかさちゃん」の話はもっとぼかしてよかったんじゃないか。それを差し引いても面白く読めた。

2020/05/03

Shinya Fukuda

確か3号辺りから欠かさず読んでいた。編集者と読者の距離が近かった。こういう特集やって下さいとメールすると採用してくれた。読者から要望であることも書き添えられたのは嬉しかった。雑誌に書いているライターのことも書かれている。しかし書かれていない人もいる。例えば堀田あきよや高田胤臣。何故だ。3代目の編集長が西尾さんだったのはこの本で知った。気になるのは「カマす」という言葉使い。内容からしてやむを得ないのかもしれないが品が悪い。「赤線」、これは日本の警察が使った言葉、タイにはない。文章に知識の不足がチラチラする。

2021/03/29

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