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日本の異国: 在日外国人の知られざる日常

日本の異国: 在日外国人の知られざる日常

日本の異国: 在日外国人の知られざる日常

作家
室橋裕和
出版社
晶文社
発売日
2019-05-25
ISBN
9784794970916
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日本の異国: 在日外国人の知られざる日常 / 感想・レビュー

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TakaUP48

田舎に住んでいると、チラチラと「技能実習生」と称する外国人を見たことはある。だが、今や日本には282万の外国人が住み、日本の総人口の約2%を占める。様々な所に様々な宗教の寺院が建立されていることに驚く。タイ人にとっての仏教は、生活の基本であり心の支えという。明るさとしたたかさで生きていく外国人に取って日本は住みやすい国なのか?祖国を持たない難民クルド人の国内での扱いは過酷だ。2ヶ月に1度入管に出頭を義務づけられている「仮放免」扱いだという。彼らの境遇を考えると、申し訳ないが祖国を持つ有り難みを感じる。

2022/01/02

おかむら

東北に住んでると仙台のようなデカイ街でもまだ外国人は少ない気がする(たぶん最低賃金が安いから?)、でも東京行くとほんとに普通に多くなってるよなー外国人。ということで、東京近郊の外国人コミュニティを訪ねるルポを読んでみた。西葛西のインド、高田馬場のミャンマー、八潮のパキスタン、蕨のクルド等々。やはり慣れない外国暮らしは同郷の人がいっぱいいるとこに住みたいものね。上から目線の日本人にも負けずエネルギッシュに暮らすアジア出身の人々が。でもクルドの仮放免問題は初めて知った。これはひどい話。

2019/08/08

おさむ

タイ在住が長かったという著者の在日外国人に対する視線はとてもフレンドリーであたたかい。自らも同じ境遇だったことが大きいのだろう。埼玉・西川口の中国人や高田馬場のミャンマー人、西葛西のインド人、竹の塚のフィリピン人‥‥。かなり街ごとの特徴が強まっているのがよくわかる。御殿場の中国人や蕨市のクルド人などみな過酷な環境なのに、前向きで明るい。若さもあるのだろうが、日本人も、小さい事でクヨクヨせずに、彼ら彼女らのバイタリティを見習わなくてはいけないと思います。唯一の難点は、もう少し暗い話があっても良かったかな笑。

2019/12/04

スー

8関東にある外国人コミュニティのルポ。馴れない異国地で生活する為に助け合う形でできたコミュニティの歴史と希望や夢そして不安を抱え日本に来た人達の想いと苦労話を面白く時に複雑な思いで読みました。入管の対応・最近の日本人の若者の礼儀や忍耐力のなさへの苦言・日本人の余裕のなさへの指摘は耳が痛かったです。気になったのは集まって住んでるのはアジア人ばかりというとこです、アジア人は集まるのが好きなのか?たまたま関東にはヨーロッパ人が少ないのか?ヨーロッパ人は群れるのが嫌いなのか?それともアジア人には住みにくい国なのか

2021/01/17

あじ

中国、パキスタン、トルコ…日本に暮らす在日外国人のコミュニティを取材したルポルタージュ。外から見た日本、内から見た日本の屹立した肩並べ。分け隔てない人心の大河は海で合流する。★3.4/5

2019/09/13

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