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日本進化論 (SB新書)

日本進化論 (SB新書)

日本進化論 (SB新書)

作家
落合陽一
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2019-01-08
ISBN
9784797399868
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「日本進化論 (SB新書)」のおすすめレビュー

落合陽一×小泉進次郎が語る! 政治や議員のアナログ体質が日本の未来を狭めている!?

『日本進化論』(落合陽一/SBクリエイティブ)

 少子高齢化と言われても、なかなか実感が伴わないという人も多いだろう。しかし、人口統計データはシビアだ。現在の40代、つまり社会のいろいろな面で要となる世代の人口は現在、1868万人(総務省統計局の人口推計データ2019年2月報より)だ。一方、0~9歳人口は998万人(同)。つまり40年後、40代人口は現在の53%、約半数近くにまで減少するのである。日本が迎える少子高齢化のリアルが実感できるデータではないだろうか。

 そんな近未来の日本が抱える課題は他にもある。「労働生産性が47年連続、主要先進7カ国(G7)で最下位」(公益財団法人・日本生産性本部2018年12月発表)、教育、社会保障、財源の確保…少子高齢化が加速する中で、さまざまな課題を日本はどう解決し、成長の道筋を見つけていくのか?

■日本の未来を明るく照らす「ポリテック」とは?

 新世代の論客、メディアアーティストの落合陽一氏によれば、カギを握るキーワードは「ポリテック」であるという。では、ポリテックとはいったい何か、著書『日本進化論』(SBクリエ…

2019/3/27

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日本進化論 (SB新書) / 感想・レビュー

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ねこ

テクノロジー系の本は自分の中では賞味期限は3年。進化のスピードが速いから、本書はギリと思ってた。でもさすが落合陽一さん。視点が私なんかよりずっと先を行ってて、現在でも内容が全く陳腐化していない。特に日本の教育について。いわゆるPh.D(博士学位)の教育とのために大学入試が終わった瞬間から学生にアンラーニングさせるよう、多様な教育機関を活用して学ぶ、美学に基づいた価値を追求する人材を生み出すなど、政治と技術を掛け合わせた(ポリテック)を基盤として日本の弱体化を進化にチェンジするべき熱く語りかけている。

2022/12/03

けんとまん1007

かねてからの落合さんの主張のまとめ的なものと読めた。今の時代のテクノロジーとその先にあるものを見つめ、どう、変化していくのかというもの。取り上げられているテーマも幅広く、まさに、国全体に関わる考え方。メデイアで流されている情報にういては、以前から信用していない部分も多いが、そんなことも書かれている。つまり、思考のスタート位置が、意図的にずらされているのだということ。それを踏まえて、先を見通す。そして、動くことが何より大切なのだ。政治家の定年制には、大賛成。

2019/04/29

アベシ

さらさらっと読めました。日本の予算の使われ方、ジェネレーション・ウォーと言われて久しいですがあらためてデータで見ると、政治家の定年制は必須のような気がします。落合さんの問題意識の持ち方は正鵠をいており、まさしく今を代表する論客の一人だとおもいます。これからも注目していきたいと思いました。

2019/04/20

めだか

少子高齢化が進む日本を悲観的に捉え、解決策が見つからないという世の流れが多い昨今。生まれた時にはITなんてなかった世代が政治家にも、経営者にもまだ多いのでIT否定論があるのは頷ける。しかし本当に少子高齢化は日本の地盤沈下につながる要因なのだろうか。視点をかえれば、日本が成長できるチャンスなのではないか。デービッド・アトキンソン著の「日本人の勝算」が刊行されたので合わせて読みたい。

2019/01/18

HMax

「若者を自由にすること」すなわち未来への投資が出来ていないことが、僕は非常に悲しいのです。全くその通りです。60歳以上が有権者の4割、シルバー民主主義が蔓延し、高齢者福祉にお金がばらまかれる。日本の一般会計予算100兆円、1/3は社会保障費補填、1/4が国債費、公共事業や教育に回せる真水は21兆円と中国の軍事費26兆円よりも少ない予算。しかもこの真水が25年間変わらず、増えた予算は全て社会保障に費やされる。ショッピングモールに病院や老人ホームを併設するのに大賛成。

2020/11/14

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