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怪談五色 呪葬 (竹書房文庫)

怪談五色 呪葬 (竹書房文庫)

怪談五色 呪葬 (竹書房文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2015-11-28
ISBN
9784801905399
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怪談五色 呪葬 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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HANA

実話怪談集。五人による共作だが、どれもこれも各人の個性が出ていて、滅茶苦茶レベルが高い。つくね乱蔵は田舎独特の暗い土俗を描いていてとても好みだし、黒史郎は葬儀縛りという珍しいスタイル。伊計翼は漫談読んでるつもりで気を抜いたら怪談で震えているというソローキンみたいな体験出来るし、朱雀門出は相変わらず淡々とした文体の中に凄みを見せつけてくる。トリの黒木あるじは怪談売買所、オチで手腕を見せつけてくれる。漫然と何人もの怪談を集めただけの本が多い中で、久々に怪談アンソロジーというものを目の当たりにした気がする。

2015/12/12

澤水月

全体面白。トリあるじ氏凄すぎ本文2行で凍る、むかで。死ぬのは良いぞ、そう来るか感、狂人ものも文句無し。短い中どんだけ文体持ってるの…そうか分裂するから膨れてたのか(ぼそ)。黒氏のごっこ凄まじい!朱雀門氏のオーグリーンは超面白いし聞いて回りたい!図書室もらっきょも素晴らしく掴み所ない系たまらなく不安。伊計氏怪談部は好き、まだ読みたい。つくね氏のコウノトリ、あの日村で…最高!だけに、初めの一編が物凄く惜しい筆者でなく編集事故?…映画でいうイマジナリーライン変で人物書き違い増減?混乱。落としてもいいほど残念

2015/12/02

のりすけ

「オーグリーン」は「テレビのマジックショーで人体切断してたら…」を彷彿させる不気味さが良い。伊計翼さんがアホで面白かった。キアヌ愛。黒史郎さん、内容は面白いのに、如何せん文章のリズムが全く合わず「何を言うてはるんぇ?」となるのが難点。

2022/05/06

マツユキ

朱雀門出さんの『オーグリーンは死にました』が、読みたくて。実話怪談はそんなに読んでいるわけではないんですが、安心?の顔触れ。タイトル通り、5人それぞれの色があります。恐い、毒がある、不思議、良い話?バランスが良いと思いました。

2021/11/24

hannahhannah

怪談五色シリーズ第三弾。初っ端からつくね乱蔵。生きてる人間たちのクズすぎる所業と怨霊の強烈な祟りの「遺影」が凄かった。人間がクズすぎて、幽霊はおまけみたいなもの。黒史郎は不可解な話が多かった。「不可解なキャンプ」はタイトル通り、不気味で不可解な話。伊計翼はエッセイ苦手なので、飛ばした。朱雀門出はネタは一番ユニークだったけど、語り口が淡々としていて怖くない。「らっきょ」なんか、他の作家が書いたらエグくなりそう。黒木あるじは五色シリーズにおける彼の仕事では一番良かった。第一弾のときもだったけど、変なおばさん寄

2017/08/09

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