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都怪ノ奇録 (竹書房文庫)

都怪ノ奇録 (竹書房文庫)

都怪ノ奇録 (竹書房文庫)

作家
鈴木呂亜
黒木あるじ
出版社
竹書房
発売日
2018-01-29
ISBN
9784801913622
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都怪ノ奇録 (竹書房文庫) / 感想・レビュー

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HANA

様々な「噂」を集めた一冊。かつて一世を風靡し今はあまり聞く事の無くなった都市伝説であるが、これを読むとネットやLINE等現代社会のあちこちに生き残っているのがわかる。というか都市伝説だけではなく、陰謀論の類まで幅広く収録されているのね。そういう不思議な事件などを集めた本がやたら出版されていた時期があり、その頃のテイストを読みながら懐かしく思い出す。解説で監修者が書いていた「なつかしい」という感じがぴったりであるな。文体もその頃を思い出させるようなものであるし。いつの時代になっても世に奇妙の種は尽きまじ。

2018/02/12

眠る山猫屋

〝こんな噂をご存知だろうか〟で始まる数々の歪んだ都市伝説群。『シケイダ3301』や『セイリッシュ海』のような既知のエピソードもあったが、面白い(というより興味深い)話が多く、引き込まれた。多数収録のため、概して深掘りされていないのが残念だが、入門書としては最適か。更に深く知りたければ松尾オルタさんの『オカルトクロニクル』のような書物に手を伸ばせばよい。 【日本の夏は、やっぱり怪談】参加作品です。

2020/08/24

澤水月

都市伝説提示後“実体不明の著者”が集めた個々の噂に。怪談ではなく壮大な陰謀論、世界巻き込む実験系多く羅列…この本自体が実験? 終盤の方がこなれてくる。竹実話怪談の中では異色でコンビニムック的だがそこまでアヤシサ振り切らず、奇妙な実話記事から思い切り奇想を展開する鬱屈精神科医、春日武彦ほどは世界の構築力が足りず。いっそ図版や挿絵入りの黄表紙風が良かったか?

2018/02/02

やんも

黒木さんのあとがきにもあるように、本書は実話系怪談ではなく、主に都市伝説、もしくはそれに類するような噂話、謎の事件を集めたもの。著者のすさまじい資料癖の蓄積によって生まれた1冊。1970年代のオカルトブームの洗礼を受けた人であれば、本書の雰囲気に親しみを覚えるかも。取り上げている話題はメジャーなものから、著者が聞き書きしたマイナーものまでさまざま。ただし心霊系は無し。都市伝説が好きで、その手の本は端から読んでいる人には物足りないとは思うけれど、あまり知らないけど、興味があるって人にはお手頃な1冊。

2018/05/22

あーびん

表紙はいかにもな実話怪談風で、黒木あるじ監修ということで中身も確認せずに買ったら「怖い噂」話を集めたものだった。都市伝説やUFO、UMA、幽霊船など世界の怪しい話が満載でわくわく。小学生の頃こういうの大好きだったなぁ。「南極の湖」昔南極で研究をしていた知り合いの話を思い出したので今度会ったらヴォストーク湖のことを聞いてみよう。

2018/02/15

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