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誰がこの国を壊すのか

誰がこの国を壊すのか

誰がこの国を壊すのか

作家
森達也
上杉隆
出版社
ビジネス社
発売日
2012-11-07
ISBN
9784828416861
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ジャンル

誰がこの国を壊すのか / 感想・レビュー

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魚京童!

壊れちゃいかんのか。

2015/11/26

黒頭巾ちゃん

 昨今のマスコミついて事件を絡めて言及しています。マスコミを2つに分けることができます。ポピュリズムに則りビジネス優先の「メディア」と事実や真実など私見をも含めて表現する「ジャーナリズム」。日本では、スポンサーを優先したり、記者クラブの横並びな状況から「メディア」が横行しています。逆に欧米では、「間違えることが前提」ということで、ジャーナリズム中心です。それはきっと、“キリスト教文化”が根付いているからでしょう。思考停止のこの国で、事実のみを抽出し自己判断するしかまともな意見は言えないようです

2012/11/08

YOS1968

ドキュメンタリー作家・映画監督の森さんと、ジャーナリストを辞めた上杉さんの対談を収めた本である。オウム事件のドキュメンタリーでメディアの思考停止の問題提議をした森さん。記者クラブの閉鎖性からメディアの無謬性を論じた上杉さん。この二人のことだからさぞかし盛り上がると思ったのだが、そこまで燃え上がりません。ちょっと根本のスタンスが違うのではないかと感じた。

2012/11/09

ぽんくまそ

一気読み。横並びからはずれるとパニクる、情報の受け手=自らの指示待ち族ぶりに自覚がない、日本の大衆。同、送り手=一方的な予定調和への迎合のためにジャーナリズムを棄てて恥じない日本の大手メディア。空気を読まず(ほめ言葉)、素直に生きる二人だからこそできた、異媒体職人の対談。この本が出て、わずか2年たらずの今、事態はもっと悪化している。

2014/12/04

lily

気骨のある二人のジャーナリストによる対談集。メディアは市場原理を反映したポピュリズムに迎合したもの。ジャーナリズムは市場原理に左右されず真実を追求するもの。記者クラブの保守的な体制が報道の自由を妨げている。「にこにこ」と「にやにや」で印象はガラリと変わるのだ。大切なのはメディアは信じるものではないということ。なんでもかんでも鵜呑みにするのでなく、批判的・多角的な視点を持つことでリテラシーが育まれるのだろう。

2016/02/24

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