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聞き出す力 FINAL

聞き出す力 FINAL

聞き出す力 FINAL

作家
吉田豪
出版社
ホーム社
発売日
2024-01-26
ISBN
9784834253801
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聞き出す力 FINAL / 感想・レビュー

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道楽モン

週刊誌連載コラムの単行本化。すでに抜群の技術を駆使するインタビューは、魔法の様に相手の本質をあぶり出す。本連載はそのテクニックをチャート式で詳細に語るのではない。対話に臨む心意気や立ち振舞に細かく気を遣っているに過ぎないのであるが、これこそが聞き手としてのプロフェッショナルを自認するに余りある自己規範で、逆にこれらに考慮しないインタビューが面白くない理由でもある。ここまで用意周到な構えで話を聞けば、相手は気持ち良く喋りまくり、余計な一言も漏らすだろう。罠ではなく、相手に対する一種の救済であるのも頷ける。

2024/04/20

ますりん

これ地元の書店でなぜかビジネス本の棚に置いてあったんだけどどう考えても違う! 牛次郎が語る勝新事件の真相、樹木希林が語る郷ひろみとのインタビュー表紙差し替え、前田五郎が語る中田カウス襲撃事件の真相、敏いとうの青学時代の渡哲也とのくだり、伝説の総会屋小川薫のピンクレディー「ペッパー警部」A面ごり押しバナシ、ミッキー安川や小林旭、ジェリー藤尾が語る現在ではアウトばかりの告白。面白すぎる! 初代タイガーマスクのデビュー戦で対戦相手のダイナマイトキッドの入場テーマを生演奏したのは外道だったんだ!

2024/02/02

ishida

引用されるエピソードが強烈過ぎて、肝心の聞き出す力が頭に入らない、けど面白いからよし!

2024/04/01

優さん@はいカード

各話に啓蒙書のようなインタビューや原稿のコツなどの標語が書かれてはいるものの、メインはインタビューにおける面白エピソード。対象者のカテゴリ(アイドルとかレスラーとか)はバラバラなのが一冊にまとまっているのが、逆にいい意味で幅広く好奇心がくすぐられた(そしてショービジネスの世界は、実にアコギな世界と紙一重だなあと感じさせられたりも…)

2024/02/09

unterwelt

漫画ゴラクに連載されていたインタビュー裏話的コラムの最終巻。『帰ってきた聞き出す力』は若い人が亡くなる話もあったりでどこかしんみりしたが、老い先短い人の話はしんみりもせずただただ無茶苦茶で面白かった。安彦良和や昭和の出版界、芸能界のエピソードも面白かったが、いちばん強烈なのは『追悼・平和祈念のための記念碑等施設の在り方を考える懇談会』でドラキュラ映画と人肉食の話しかしない小泉純一郎だったりする。

2024/04/08

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