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慨世の遠吠え

慨世の遠吠え

慨世の遠吠え

作家
内田樹
鈴木邦男
出版社
鹿砦社
発売日
2015-03-16
ISBN
9784846310387
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慨世の遠吠え / 感想・レビュー

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Tui

待ってました!鈴木邦男氏は、内田樹氏と対談して欲しいなあと願っていた一人(もう一人は佐藤優氏)。読み終えたくないが、互いの知見を惜しみなく膨らませあう展開が刺激的で、先を渇望し読み進めてしまいました。お二人にとっても楽しくまたスリリングな出会いだったのだろうなと読んでて感じます。共通見解を確認し頷くだけの自慰的対談でなく、不毛なケンカ対談でもなく、巨匠レベルの憂国の士が異なる立場から互いを補完しあう。こんな、ウロコがいくつあっても足りないほど目から落ちまくる読書は久しぶりでした。うん、たいへん為になる。

2015/06/20

Gatsby

内田先生と右翼の鈴木邦男氏との対話本だなんて、何を語っているのだろうと楽しみにしていた。鈴木氏に対しては少し恐い印象があったのだが、内田先生は全体的には鈴木氏を圧倒している感があった。鈴木氏のスタンスとして内田先生の話を聞きたいというのもあったのだろう。二人とも思想的には大きな隔たりもあるが、お互いをリスペクトしながら、相手の考えをしっかりと聴いて話を進めている点に好感を持てた。鈴木氏は右翼の人から裏切り者とよく言われる、と笑っていたが、内田先生の事を左翼だと言う人がいるぐらいだから、お互い大変だな。

2015/03/27

ロマンチッカーnao

内田樹さんと右翼の鈴木邦男さんの対談。これは凄いことらしいです。 しかし。。実は、僕この二人ともよく知らないので。。そのすごさがあまりわからずに。。読了。アメリカ議会のどの人にどれくらいの対応をするのか。。それだけで結構この国の外交は変わってくる。その説明は面白かったなぁ。。 司馬遼太郎さんの『胡蝶の夢』全4巻を読みおわり、そのまま。。読書熱が冷めないの一気読みでした。

2015/08/07

Ryuya Matsumoto

 しっかりと身体を通して考える人には、「右」だの「左」だのの外付けのカテゴライズはあまり意味がないのだと思いました。著者のお二人に感じたのは、自分の外にある知性に対する敬意でした。見習いたい。

2015/11/13

hwconsa1219

右翼団体として著名な「一水会」代表の鈴木邦男氏とリベラル左派に位置づけられる内田樹氏との対談集です。ちょっと怖いもの見たさのような感もあって読んでみましたが、思いの外(?)対立のようなものは全く無く、むしろ意気投合しているのにびっくり。対談本のためか、話される内容に根拠や引用が出てこないのが残念ですが、立場の違いを超えて対談できるような知性を身につけたいという意欲が高まる本です。

2015/10/03

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