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いきるりすく

いきるりすく

いきるりすく

作家
平沼 正樹
ダイスケリチャード
出版社
産業編集センター
発売日
2020-04-15
ISBN
9784863112629
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いきるりすく / 感想・レビュー

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よっち

命を絶ったとある女子高校生。刑事・安西京香はその自殺に違和感を抱き、真相を追う彼女がセリーヌという「死神」と「1錠の薬」の真実に行きつく物語。死神を巡る事件で1年間の休職に追い込まれていた京香が、職場復帰した直後に起きた自殺。妹と知人だったという女子高生と、ファンだった人気アイドルの自殺、京香をこの事件から遠ざけようとする上司の真意。背景が明らかになっていくうちに見えてきたもうひとつの側面があって、彼女自身も過去にしっかりと向き合い、前作から続く事件もしっかりと決着してみせた結末はなかなか良かったですね。

2020/06/02

ゆきちん

「しねるくすり」の続編。妹を亡くした刑事京香。たった1錠で確実に死ねる薬。主な薬効は死亡。しかし副作用?は前向きに人生が生きられるようになる?お守り的な。影響力のある芸能人がこの薬で死んだ。生前この薬を肯定するようなSNSを発信していて、後を追うものが多く出た。「セリーヌ」と呼ばれる死神とは?…うーん。ひっくり返しひっくり返しを狙ったんだろうけど。結局? あなたはこの薬お守りに欲しいですか?余命とか不治の病とかになったら、自分で終わりにしたいかな? 持ってたら安心する?そんなもんかなぁ?

2020/12/26

うまる

続編。前作で解決したはずの薬を巡る事件にはまだ闇があって、それが主人公の過去にも繋がる所が面白かったです。テーマは変わらず自死についてですが、今回は残された者の心情にスポットライトが当たっており、これまた辛い話でした。けど女刑事さんが主人公のため、サスペンスっぽい感じで読み易く、前の話よりは鬱度が和らいでいると思います。続けて読むととても暗い気持ちになりますが、一連の事件を通じて薬に魅入られる人の心境がわかるのは良くできていました。

2022/01/13

kou

前作に続き、「いつでも死ねる」と思うと人は、逆に生に対して希望が沸いてくるのだろうか?賛否が分かれるテーマだと思う。作品としては面白く、続編を期待してしまう。

2020/06/30

kitten

図書館本。前作、「しねるくすり」の続編?にあたるんだろうけど、前作を読んだのが前すぎて覚えていない。タイトルは言葉遊びに過ぎなくて、物語の焦点はやっぱりしねるくすり。一粒のんだだけで死んでしまう薬の魅力と恐ろしさを描いているんだろうけれども。あまり、心に刺さらなかったな。結局、どういうことだったの?って感じになった。無理やり話をつなげるために色々な設定を仕込んでいるのが見えてしまってて、あまり感情移入できない。評価、星2。

2021/06/24

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