KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

美しいこと(上) (Holly NOVELS)

美しいこと(上) (Holly NOVELS)

美しいこと(上) (Holly NOVELS)

作家
木原音瀬
日高ショーコ
出版社
スコラマガジン(蒼竜社)
発売日
2007-11-21
ISBN
9784883863365
amazonで購入する

美しいこと(上) (Holly NOVELS) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

エンブレムT

イケメン営業マンとして周りを見下して生活しながら、週に1度誰よりも美しい女として街に出掛け、男たちからの熱い視線と女たちからの羨望の眼差しを楽しむ主人公。「どんな骨格だよw」と冷めた目で読みつつも「嫌な男」と思わずにはいられない性格の松岡。そんな彼を愛おしく感じさせてしまう木原さんの卓越した文章力と、日高さんの問答無用に麗しいイラストのチカラに完敗しました。「俺が男でも好きって言える?」外見とか性別とかじゃなく、人としての『自分』を好きになって欲しい松岡。願いが叶うと良いなと祈っちゃったよw嫌な男なのに。

2013/06/26

papako

はまり気味の木原作品。これもBLだけど、そこだけにおさまらない。女装でストレス発散するイケメン松岡が、同じ会社の冴えない先輩、寛末と出会う。女装美人に恋する寛末にだんだん惹かれる松岡。最初は女装ってことだけだったのに、別に男が好きなわけでもないのに、性別こえて恋する松岡。人が人を好きになるって何だろうって思わされる。うん、やはりすごい。

2019/02/02

aquamarine

[BL作品につき苦手な方ご注意ください]エリート社員松岡が女装姿で出会ったのは同じ会社の冴えない真面目男、寛末。優しくされ、好意を寄せられ、逆に少しずつ深みにはまるように彼に惹かれていきます。彼ならば自分が男だと知っても受け入れてくれるのではなかろうか。ところが実際はそんな簡単にはいきません。おばあちゃんでも小さな子供でも愛せるといった男の態度は、真実を知ったらどうなるか…。一般文庫でも出版されましたが、たしかにこんなにも「男」と付き合うことの葛藤を描くのは木原さんならではだと思います。

2018/05/10

藤月はな(灯れ松明の火)

まるで針玉を呑み込んだような苦しさに襲われます。最初は廣末が女装の松岡に恋をして松岡は内心、優越感を覚えていたけど廣末と逢ううちに彼に恋に墜ちてしまう。この時に「松岡の負けが決まってしまった」という一文に一気に不安に叩き落とされました。そして松岡のイメチェンの理由や痛々しいまでの仕事の打ち込み方、葉山さんへのフォローのために女装していた自分のことを悪く、言う姿に泣きそうになります。廣末の拒絶と周囲によって完全無視できない状況も苦しい。最後に「彼女は似合わない」と言いやがった福田が疫病神に思えてなりません。

2013/03/24

那義乱丸

読メ登録前に読了してた本。講談社版を読んだのでこっちも登録しておこうかと。美しいこと上下巻は木原作品のお気にトップクラス。箱檻とCOLDシリーズとで木原ベスト3!何度も再読しドラマCDも舞台DVDも。ドラマCDでは松岡@たつが迫真だったよねー♪舞台では寛末役の井坂さんがとても印象的だった。井坂さん、イケメンワイルド攻め様というイメージなのに舞台では見事にヘタレ寛末だったから役者ってスゴイ!と驚いた記憶がある。DVDは一度観たらもういいかとドナってしまったけれど今また観たくなってて困る!買い戻したくなる…

2013/03/31

感想・レビューをもっと見る