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だいじょうぶだよ、ゾウさん

だいじょうぶだよ、ゾウさん

だいじょうぶだよ、ゾウさん

作家
ローレンス ブルギニョン
ヴァレリー ダール
Laurence Bourguigonon
Val´eris d’Heur
柳田邦男
出版社
文渓堂
発売日
2005-11-01
ISBN
9784894234383
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だいじょうぶだよ、ゾウさん / 感想・レビュー

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やすらぎ🍀

時が経てば年老いていく。私たち人間も、小さなネズミも、大きなゾウも同じこと。静かになった今を少しずつ受け入れるとき、寄り添ってくれる存在があれば、ほのかな楽しみを見いだせるのだろう。目が見えづらくなって、耳も聞こえづらくなって、吊り橋の向こうにある森に戻る時が来る。みんな待っているから。突然の別れも辛いけど、いつも一緒だったのに明日になれば離ればなれ、そう告げられてその日を待つまでの切なさも計り知れない。最後に振り返った大きな背中を思い出せば、優しい笑みが浮かんでくる。この物語、作者の実体験なのだろうか。

2024/02/18

takaC

直前に読んだ怪談えほん(『悪い本』と『くうきにんげん』)よりこの本の方がよっぽど怖くないだろうか?やや難しいけど。

2016/06/11

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

大切な友だちの望みを叶えてあげたい。でも、その望みが『天国』へ行く事だったら……。年老いたゾウと若いネズミの友情物語。柳田邦男さんが訳を手がけた『いのちに向き合う絵本』の名作。柳田さんの講演でもよく取り上げられる本で、それぞれの場面に学びがあります。寂しさや悲しみを受け止めて、いま大切な事は何だろう。緑豊かな『ゾウの国』の描き方が素晴らしい。「いつかあそこに行くんだ」ともし目に見えれば、毎日をもっと丁寧に生きられるかも知れないと思いました。もちろん叶わない事だけれど。2005年11月。

2016/03/19

雪月花

先日読んだ柳田邦男氏の著書で知った、柳田氏が訳された絵本。大きなゾウとちっちゃなネズミのなんとも優しい物語。大切な存在が遠くのあちらの世界に行ってしまう時、送り出す方は穏やかな気持ちで送り出せるのか。短いストーリーなのに、いろいろ考えさせられた。

2022/02/28

KEI

次第に老いていくゾウさんとネズミの友情。 誰もが通らなければならない別れを勇気を持って見送る者と、見送られる者。【「そう、きっとすべてうまくいくよ」ネズミはそっとつぶやいて、やさしいえみをうかべました。】切なさと温かい余韻が残る。

2018/07/01

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