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ジャミパン

ジャミパン

ジャミパン

作家
江國香織
宇野亜喜良
出版社
ケイツー
発売日
2004-09-01
ISBN
9784901006811
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ジャミパン / 感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

娘の目に映る母は〈いい女〉。美人じゃなくても魅力的な母は男にモテる。父親はいない。最初からいなかった。父親参観には母の弟の信一叔父が出てくれる。江國香織さんの物語と宇野亜喜良氏が描く妖しい色気に満ちた絵。この組合せは危険だ。〈女の子〉が成長して女性になっていくと考えるのは実は間違っていて、少女は初めから〈女〉なのではないかと思えてくる。いや、きっとそうなのだろう。「モテる女に必要なのは、美人に生まれる事じゃなく、美人のようにふるまうこと」。こんな〈英才教育〉を受けた少女……怖いけど、惹かれてしまいそう。

2015/04/29

らむれ

どこまでもオンナなお母さん。なんていうか、フランス女の香りがする。娘ちゃんがもうちょっと大きくなったら最強の母娘になるだろうな。絵と文章のマリアージュが本当に魅力的!多分、宇野さんの世界にどっぷり。美しい。ちなみに私はジャミパンは食べたことがありません。「私が母から学んだことの一つなだが、もし男の人の興味をひきたいのなら、結局のところ、問題なのは美人かどうかということとではなく、美人らしくふるまうかどうかなのだった。」女の子ってやっぱいいよね、女に生まれてよかった。

2015/10/01

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

☆5.0 江國さんの短篇『ジャミパン』の文に、宇野亜喜良さんが描く冷静で神秘的な少女とセクシーで魅惑的な母親の画が、ぴたりとマッチした極上の大人の絵本です。

2020/11/18

Vakira

ジャミパンってドラクエのボスキャラのパンツ?ジャミラのパンツ?それとも邪悪なパンツ?それママのパンツじゃん。残念でした。私もママも家にいる時はシミーズ姿。たまにママはパンツ履かない。風が通って気持ちいいらしい。私も真似してパンツ脱いでみたけど涼しくて落ち着かなくて無理。ジャミパンって本当はジャムパンのことよ。ママはジャムパンはアンパンやカレーパンより格下っと思っていて正式に呼んであげないの。私のパパ代わりの叔父さん。結婚するんだって。ママほど美人じゃない。ほらジャミパンが似合いそう。

2022/03/27

kinkin

江國香織さんの雨のような濡れた感じの文章。宇野亜喜良さんの繊細で冷やかで折れそうなな女性の絵とコラージュ。が絶妙にマッチ。本棚に入れておいてまた読み直したい。でもこれは図書館本、いずれまた・・・・

2014/11/05

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