ボランティアが社会を変える: 支え合いの実践知
ボランティアが社会を変える: 支え合いの実践知 / 感想・レビュー
霜月無二
ゼミで扱った最初の文献。東日本大震災を考える前に、阪神淡路大震災に立ち返る。ここから得られる知見は、東日本大震災がこれまでのどの災害と一線を画していようと、有益である。結局、人を救うには、一人一人を見るしかないのだ。なんとなく「被災者」というくくりでくくって対応するのではなく、○○さん、△△さん、と個別に対応する。行政の出来ない事を片っ端から行った神戸でのボランティア。現在ボランティアはシステム化し行政に近い融通の利かなさを持ってしまったが、これを機に、またボランティアのしなやかさを取り戻すべきだと感じた
2011/05/14
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