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ゆっくり十まで

ゆっくり十まで

ゆっくり十まで

作家
新井素子
出版社
キノブックス
発売日
2018-09-29
ISBN
9784909689115
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ゆっくり十まで / 感想・レビュー

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ダミアン4号

新井素子さんの物語との出会いはラジオドラマになった“二分割幽霊綺譚”が最初…今も本棚の隅っこに鎮座するこの本…背表紙も随分と褪せちゃったなぁ…あれからもう35~6年?うわぁ…おぎゃぁ!って生まれた子がバリバリの中年になっちゃう年月だよ!そうやって考えるとちょっと凄い(笑)…時代が変わっても“素子節”は健在!“とんでも~”な設定の物語の中に“ほんわか”する雰囲気が漂う…ご自身がファン!と公言する星新一さんがお得意としたショートショートを“偏愛”というテーマで…本編は勿論“あとがき”まで楽しい物語でした(笑)

2019/03/13

野のこ

ショートショート。装丁がキュート♡ 読んで思ったのは、新井素子さんが楽しんで書いているっていうのが伝わってきたってこと。人以外にも竹だったり消火器だったりちょっと変わった主人公もいたけど、みんな誰かを一途に想ってる。切ないお話や不思議なお話もありましたが、乙女で時には男気があって。ほんわかしてて 優しくて癒されました。心に沁みわたるー。どれも良かったけど特に「謎の男」「保護者」が好き。

2018/12/09

アクビちゃん

【図書館】お久しぶりの新井素子さん。2017年から2018年まで、キノブックスのウエブマガジン「キノノキ」で偏愛をテーマにしたショートショートです。あとがきで著者が言う通り、偏愛ではなく恋愛がテーマになってたりしますが、そんな事は知らないので楽しめます。「ここは氷の国」ユーモアと愛があって好き♪ 若い頃、大好きだった新井素子さん。まだまだ健在とはスゴイです👏

2018/12/13

ぶんこ

新井素子さんで、この表紙。楽しみに読み始めたのですが、いまいち入り込めずにダラダラと最後まで読み切ってしまいました。1章はお墓のコンセントが面白く、夫婦になって初めて知る体感温度の差に笑えてました。2章になってくると全体にほんわかとしていて良いのですが、する〜っと頭の中を通り越し、3章で飼い猫が飼い主のピンチにテレビの画面の中に入り込んで助けを求めるのが面白くて、俄然ページが進みました。しかしショートショートは短すぎて、やっぱり物足りない。

2021/04/01

よつば🍀

2017年から2018年までキノブックスのウェブマガジン「キノノキ」で連載されていたショートショートを纏めた作品集。第1章「天下無敵の恋する乙女」4編、第2章「神様、どうかお願い」5編、第3章「されど、愛しい人間くん」6編の全15編が収録されています。どのお話にも『大好き』が詰まっていて可愛らしい。温泉好きな彼と前世が雪女で長時間湯船に入れない彼女との不思議なお話があったり、亡くなったお祖母ちゃんの初恋話にシンミリしたり、猫の立場から飼い主を眺めた話にクスリと笑ったり優しくて温かい物語の数々にほっこり。

2018/10/28

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