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【Amazon.co.jp 限定】吹けば飛ぶよな男だが(特典:渋谷龍太メッセージ印字入りポストカード(撮影=北村匠海))

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作家
渋谷龍太
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-03-01
ISBN
4534993319079
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【3月1日発売!「吹けば飛ぶよな男だが」収録の書き下ろしエッセイより特別先行公開!】 SUPER BEAVER渋谷龍太のエッセイ連載「吹けば飛ぶよな男だが」/第20回「私の頭の中のキムタク」

 昔からちょっとドジである。もちろん、私の話だ。

 そんな私は、世の中に完全無欠のかっこいい人が実際に存在していると思っていて、そういう人に強い憧れがある。自分が完全無欠の無敵スキルを持ち合わせていないという自覚があるからこそ、憧れになっているわけだが、もしも叶うのであれば完全無欠のかっこいい人に、私もなってみたい。  バンドマンとして格好をつけるのは、そして格好良くいることは、私の仕事の一つであるとも思っている。だから抜け目なく、スマートに、洗練された行動をとりたいと、常日頃思っているのだが、ぶっちゃけた話、「バンドマンとして」とかいう大義名分は置いておいて、かっこよくなれればめちゃモテるし、良いことしかない。  そうなるためには日々の反省が不可欠だ。あの時こうしておけば、ああしておけば、次からこうしよう、ああしよう。ちょっとドジな私はそんなことを思う回数が多い。  そんな時、自らの行動を振り返って反省をする折に設けている絶対的な基準が一つある。   「キムタクだったら」だ。    と、こんな風に切り出す話を書き上げた数日後、…

2023/2/27

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SUPER BEAVER渋谷龍太のエッセイ連載「吹けば飛ぶよな男だが」/第19回「むかし話」

 昔から継がれてきた話というものには、当然のように教訓がある。読んだ人間の、もしくは読み聞かせてもらった人間の心に染み入るような教訓が。

 優しい人間になれるように、人様に嫌な思いをさせないように、と教訓をふんだんに入れ込んだ昔話は、ちゃんと理由を持って今世まで語り継がれてきたのだろう。  しかし、中にはなんだか訳のわからないものもあって、今になってみると「え、何が言いたいんすか」みたいな話もある。あくまでも私の偏った見解なのだが。  その代表格が「浦島太郎」と「こぶとりじいさん」だ。  昔という言葉を二度も繰り返さなければならない程の遠い昔の、この話の真意とは如何に。    まずは「浦島太郎」。  亀をいじめる子供たちを、「およしなさいよ」と男が諫めるところからこの話は始まる。持ち前の優しさと、お礼をしたい旨、亀が突然しゃべり出す事態をもすんなりと受け入れられる度量のデカさが彼の魅力。  亀に連れられて赴いた竜宮城は豪華絢爛。大変に美しい乙姫に迎えられ大いにもてなされることと相成る。夢のような時間を過ごした浦島太郎、そろそろおいとましよ…

2023/1/27

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