岩田剛典、平手友梨奈、土屋太鳳、中条あやみ…人気俳優が総出で楽しみな今秋劇場公開される映画! 気になる原作マンガのあらすじをまとめて紹介

マンガ

更新日:2018/10/1

 ヒット作が相次ぐマンガ原作の実写映画版。この秋も、気になる話題作が続々と公開される。そこで本稿では、今年9~10月に劇場公開される原作マンガのあらすじを一挙紹介。旬の役者が出演する作品や、ちょっと変わった設定の作品、絶対キュンキュンできる少女マンガ原作の作品など、楽しみな映画ばかりだ。

■外見が変われば人生が変わる? 人間の美醜の問題に切り込む衝撃作!

『累-かさね-』(松浦だるま/講談社)

 土屋太鳳、芳根京子のダブル主演で実写映画化される『累-かさね-』(松浦だるま/講談社)。本作は、日常生活ではタブー視されがちな“美醜”の問題に切り込む壮絶な作品だ。主人公の累は、伝説の大女優・淵透世(ふち すけよ)の娘でありながら、似ても似つかぬ顔の醜さゆえに、幼い頃からいじめられてきた。だがある日、母の遺した1本の口紅の存在を思い出す。その口紅には、キスをした相手と顔を交換できるという不思議な力があった。累は、学芸会でその力を使い、クラスの美少女に成り替わって舞台に立つ。すると、その演技の才能と美貌ゆえに、絶大な賞賛を浴びる。その日から、累の人生は変わり始めるのだが…。

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■オタク男子とリア充女子がおりなす、ありえない(?)恋

『3D彼女 リアルガール』(那波マオ/講談社)

『3D彼女 リアルガール』(那波マオ/講談社)は、中条あやみと佐野勇斗の共演でTVCMでも早速話題となっている。本作は、学校一の美少女と2次元をこよなく愛するオタク…という、普通なら接点のないはずのふたりがおりなすラブコメマンガ。2018年4月期にアニメ化もされている人気作だ。主人公の「つっつん」こと筒井光は、アニメやゲームに登場するバーチャルな女の子が好きな高校生。ところがある日、男グセの悪いリア充女子・色葉に「あたしと付き合って」と告白されて…。不器用なふたりの純愛は、マンガでも映画でも見どころだ。

■文学界に突如現れた、“響”という才能

『響~小説家になる方法~』(柳本光晴/小学館)

『響~小説家になる方法~』(柳本光晴/小学館)は、欅坂46の平手友梨奈主演で映画化されている。主人公の響は、平手さんのイメージにぴったりの、周りに流されないクールなキャラクター。彼女は、「感想が聞きたい」という理由である文芸編集部の新人賞に作品を応募する。その原稿は、応募要項を完全に無視しており、連絡先も書いていなかった。だが、編集部員の花井はその才能に気が付き、彼女を探し始める…。文学界に現れた“響”という才能は、否応なく周りの人間に影響を与え、“持たざるもの”の闇を浮き彫りにしていく。

■芸能界を舞台に繰り広げられる、幼馴染の三角関係ラブストーリー!

『あのコの、トリコ。』(白石ユキ/小学館)

『あのコの、トリコ。』(白石ユキ/小学館)は、誰もが憧れるキラキラした芸能の世界を舞台にした三角関係モノ。吉沢亮が演じる頼(ヨリ)は、幼馴染の3人で“将来スーパースターになる!”と誓い合っていた。だが、高校生になった頼は、実際には女子に見向きもされないメガネ男子に。ところが、雫を助けるためにCM出演することになったとき、彼はミステリアスな少年に変貌して…。もうひとりの幼馴染であるイケメン俳優・昴(杉野遥亮)を交えて、雫をめぐるドキドキするような三角関係が勃発する!

■久しぶりに再会した初恋の相手は、車いすに乗っていて…

『パーフェクトワールド』(有賀リエ/講談社)

 EXILE/三代目J Soul Brothersの岩田剛典と女優の杉咲花、今をときめくふたりがダブル主演するのが『パーフェクトワールド』(有賀リエ/講談社)の実写映画版だ。インテリア会社に就職した川奈つぐみ(26歳)は、建築会社社員との飲み会の場で、高校時代に初恋をした相手・鮎川樹と再会する。つぐみは、樹にトキメキを覚えていたが、彼は高校生のころとは違い、車いすに乗る障害者になっていた。彼女は、「樹との恋愛は無理」だと諦めかけるが、入院した彼に付き添っているうちに、自分の本当の気持ちに気が付く…。

■“ヘタレ男子”の真っ直ぐな恋! 学年一の美女を振り向かせられるか!?

『覚悟はいいかそこの女子。』(椎葉ナナ/集英社)

『覚悟はいいかそこの女子。』(椎葉ナナ/集英社)の実写映画版では、主人公の“ヘタレ男子”を中川大志が演じる。同作は、女子からちやほやされているイケメン男子高生・古谷斗和が、学年一の美女・三輪美苑にアタックするラブストーリー。斗和は幼い頃から女子に人気があったが、意外にも彼女が出来たことはないため、“観賞用男子”だと言われてしまう。ムキになった斗和は、勢いで美苑に告白するものの、彼女の心にはまったく響かず玉砕してしまう。諦めきれない斗和は、美苑を追い続けるうちに、本気で彼女を好きになっていき…?

 映画が気になる作品の原作マンガの印象はどうだっただろうか。巻数の多いマンガの実写映画化は、そのまま“原作通り”に作るわけにはいかない。だからこそ、映画と原作マンガで、ちょっとずつ違うストーリーを2度楽しむことができる。原作マンガで予習をしてから映画を見るもよし。映画を見てから原作マンガでもう1回世界観に浸るのもよし。まずは気になった方から早速手を伸ばしてみよう。

文=中川 凌