絶望から立ち上がり、SEALDsを創設した理由とは? 奥田愛基23歳の怒りと祈り
『変える』(河出書房新社)
初の著書『変える』(河出書房新社)でいじめや自殺未遂といった壮絶な過去を告白した奥田愛基さん。死ぬことばかり考えていた時代を経て市民運動に目覚めた彼はいかにしてSEALDsの奥田愛基になったのか? 昨年夏の10万人規模のデモの舞台裏とは? SEALDs解散後はどうするのか? インタビュー後編で語った、奥田愛基23歳の怒りと祈り。
【前編はこちら】いじめ、不登校、自殺未遂……。SEALDs奥田愛基の壮絶な過去と、「生きる」ために読んだ本との出会い
ただ生きている状態から、なんで生きているのかを考える
――自分で探して入学したキリスト教の全寮制高校でも、人や本との出会いが奥田さんの人生に影響を与えています。校長先生の言葉ルソーの言葉が特に印象的でした。
「いいかい。人生の答えはひとつじゃない。それは君自身が考えて決めることだ。ここはそういう学校だよ」 こんな当たり前のことに、なんで気がつかなかったんだろうか。自分の人生の答えは自分で考えてもいい。空気を一生懸命に読むよりも、そっちのほうがよっぽどいいと思った。p.53−54
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