累計100万部突破!『このミス』大賞受賞作「さよならドビュッシー」シリーズ最新作は、天才ピアニストの高校時代のほろ苦い青春を描いた音楽ミステリー!
自分の才能が、河原の石ころ程度のものだと気づかされたのは、いつのことだったろう。幼い頃から「特別な存在だ」と言い聞かされて育ってきたというのに、才能ある人間の前に立たされた時、自らの才能はあまりにも平凡だった。自分が才能だと思い込んでいた…
自分の才能が、河原の石ころ程度のものだと気づかされたのは、いつのことだったろう。幼い頃から「特別な存在だ」と言い聞かされて育ってきたというのに、才能ある人間の前に立たされた時、自らの才能はあまりにも平凡だった。自分が才能だと思い込んでいた…
安保法案、原発、沖縄基地など問題山積の安倍政権に、国民の関心が高まっている。しかし、各地でデモや集会が行われている一方で、投票率はどんどん下がっているのが現状だ。編集者から「社会的テーマのミステリーを」というお題をうけた中山七里さんは、こ…
やり手だが、高額な報酬を要求することで知られる悪徳弁護士・御子柴礼司。彼は夫殺しの容疑で懲役16年の判決を受けた主婦・亜季子の事件に興味を抱き、高裁から弁護人となる。果たして二審の行方は?『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』に続く、大人気・御子柴シリ…
走行中の高速バスが防護柵に激突し、死傷者が出た。運転手は居眠りをしていて事故当時の記憶がないというのだが……(「赤い水」)。話題作『切り裂きジャックの告白』の犬養隼人刑事が色にまつわる7つの難事件に挑む、どんでん返し満載のミステリー短編集!
当代の人気作家4名のほのぼのとしたミステリーを収録したアンソロジー。恐妻家の男・兜の意外な姿を描いた「BEE」(伊坂幸太郎)、故郷の自然と想い出を守るために夏美が奮闘する「二百十日の風」(中山七里)など、心にじんと染みる“人の死なない”ミステリ…
安楽椅子探偵ならぬ、車椅子探偵誕生! 香月玄太郎は下半身は不自由だが、口は達者で、頭脳はいつもフル回転の豪傑老富豪。ヘルパーのみち子を巻き込み、密室殺人や銀行強盗事件などに挑む。『さよならドビュッシー』に登場した爺さまが大活躍の連作短編ミス…