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「東山彰良」のレビュー・書評

『越境』の読後感が生温いわけは?――「台湾で生まれて日本で育った一個人」の世界と自分の境界を巡る旅

『越境』の読後感が生温いわけは?――「台湾で生まれて日本で育った一個人」の世界と自分の境界を巡る旅

タイトルにもある「越境」とは? 「境界線を越える」という意味だろう。それは国境にかぎった話ではない。わたしたちのまわりには、いくつももの境界線がある。初めて小説を書いたとき、わたしはそんな境界線のひとつを踏み越えた。(あとがきより) 著者・…

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「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。」直木賞作家が描く、俗と笑いに満ちた恋愛喜劇集

「女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。」直木賞作家が描く、俗と笑いに満ちた恋愛喜劇集

頭の中で悶々と異性を意識した経験があるかと問われれば、誰もがそれぞれに、(例えば青春という言葉と結び付けながら)胸中にしまい込んだ初々しい「あの頃」のエピソードを思い出すはずだ。東山彰良氏の『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた…

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