KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

「万城目学」のレビュー・書評

万城目学の最新刊『八月の御所グラウンド』は16年ぶりに“京都”が舞台。青春のまぶしさと切なさを描く小説2篇を収録

万城目学の最新刊『八月の御所グラウンド』は16年ぶりに“京都”が舞台。青春のまぶしさと切なさを描く小説2篇を収録

日本で一番、歴史と文化が詰まった町といえば、なんといっても「京都」だろう。いまや国際的観光都市でもある京都には世界中から観光客が集まり、有名寺院では日本人の姿より目立つくらいだ。そんな京都にはほかにも大切な顔がある。人口にしめる学生の数が…

もっと見る

万城目ワールド全開! 特殊能力をもつ三つ子の時空を超えた、ジェットコースターエンターテインメント‼

万城目ワールド全開! 特殊能力をもつ三つ子の時空を超えた、ジェットコースターエンターテインメント‼

三人よれば文殊の知恵。おまけにこんな特殊能力のある三つ子が集まれば、きっと向かうところ敵なしだろう。 万城目学氏の最新作『ヒトコブラクダ層ぜっと(上・下)』(幻冬舎)は、ありえないほど壮大なスペクタクルの大冒険小説。万城目学といえば、『鴨川…

もっと見る

『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』の万城目学が描く「脇役」たちの生き様とは

『鴨川ホルモー』『プリンセス・トヨトミ』の万城目学が描く「脇役」たちの生き様とは

自らの人生を「ヒーローにもヒロインにもなれない脇役人生」と嘲笑う者の多くは、本当は、舞台にすら上がっていないのかもしれない。「自分の人生を歩む」のは、どうしてこんなにも難しいのだろう。他の人と自分の能力差に絶望。何をするのもムダに感じて、…

もっと見る

濱田岳&岡田将生W主演映画『偉大なる、しゅららぼん』は、万城目が描き出す、日本版ハリーポッター!?

濱田岳&岡田将生W主演映画『偉大なる、しゅららぼん』は、万城目が描き出す、日本版ハリーポッター!?

エンドレスリピートする変わり映えのしない日々の中で、「どうして私は普通の人になってしまったんだろう」と空しくなる。”小さい頃は神様がいて、不思議に夢を叶えてくれた” なんて歌があるが、本当に昔はその通りだった。「自分には特別な力がある」「特別…

もっと見る

もうひとつの万城目ワールドは極上の「童話」

もうひとつの万城目ワールドは極上の「童話」

一風変わったファンタジーを書かせたらもうこの人の独壇場、という作家が万城目学。本作はセンスの良すぎる元気いっぱいの小学生・かのこちゃんと、その外飼い猫で、どこか気品漂うアカトラの雌・マドレーヌ夫人が主人公。この2人(?)の視点から語られる「…

もっと見る

任侠に似た人情。ありえない設定にわくわくする、現代の合戦小説

任侠に似た人情。ありえない設定にわくわくする、現代の合戦小説

うわあーーーー、大阪行きたーーーーい。 瓢箪もって歩きてぇぇぇぇぇ。 と、読み終えたあとジタバタするくらいに著者の大阪愛が溢れたこの小説。「ええ!そんなんアリ!?」というその発想の驚きが面白さのキモなので、がんばってネタバレせずに紹介したい…

もっと見る