【0歳〜4歳くらいの子がごろんと寝てくれる】寝ないと発達に障害も!ねむねむポーズで自然と眠くなる絵本『ねむねむごろん』

出産・子育て

2019/4/26

『ねむねむごろん』(たなかしん/KADOKAWA)

 ママ友同士で、必ずといってもいいほど話題になるのが睡眠の悩み。みんな、なかなか寝てくれない子どもに頭を抱えています。最近では、乳幼児が十分な睡眠をとらないと、からだの発達に障害をもたらすことがわかってきたとか。昨年は乳幼児専門の“夜泣き外来”が日本ではじめて開設されたそうです。

『ねむねむごろん』(KADOKAWA)は、国内外のアートシーンで活躍する画家・たなかしんさんの新作絵本。眠そうな顔をしたゾウやクマが「ねむねむ…」とアクビをして、ごろんと横になります。みんな気持ちが良さそう。

●「眠るのは気持ちいい」と自然と伝えられる

 筆者の2歳7ヶ月の息子に読み聞かせをすると、“ミラー効果”でゾウやクマたちの“ねむねむ”が伝わったようです。ふぁ〜とアクビをしたと思ったら、「ごろん」「こてん」と“ねむねむポーズ”を真似してごろりと横になり、うとうとしています。

 いつもなら、寝る時間になっても、遊びたい気持ちがまさって眠ってくれない息子。横になればだいたい眠くなるのですが、ごろんとするまでの時間が長い。本当はフラフラになるくらい眠いのに。

 この絵本なら、寝るのがイヤでも、自然と横になります。ごろんとしてしまえば、こっちのもの。眠そうに目をこすりはじめたのと同時に、パチンと電気を消してしまいます。

 考えてみれば、「もう寝る時間だよ」と伝えることはあっても、“眠り”について教えたことはなかったかも。この本なら、「眠るのは気持ちいい」ということや、「うまく眠る方法」を自然と教えられそうです。

●心地よい絵と言葉で、毎日の「入眠儀式」に

 子どもは毎日のルーティンを整えると安心する、とよく聞きます。それなら、おやすみ前は、この絵本を習慣にしてはどうでしょうか。「ねむねむ」という心地よい言葉は、おやすみ前の読み聞かせにぴったりです。

 柔らかい色彩であたたかみを感じる絵は、海の砂を使って描かれているとか。暗めの背景は、おやすみ前の赤ちゃんの目にもやさしい。少し照明を落とした部屋の中で読むと、独特のタッチで動物たちが立体的に浮かび上がり、動物たちが隣で眠っているようにも見えます。

 最後になると、動物たちがじつは、ぬいぐるみや絵本に登場するキャラクターだったことがわかります。みんなで“ねむねむ”する絵を見て、子どもはいい夢を見てくれそう。

 ねんねして大丈夫だよ、ねんねって温かくて気持ちがいいよと、眠りの良さを自然と伝え、眠りが苦手な子も安心してごろんしたくなる絵本。寝かしつけがうまくいかない、子どもが寝なくて親が疲労困憊、子どもの寝不足が心配、というママ&パパにおすすめです。

文=吉田有希