率直なまでのボーイ・ミーツ・ガール! 『ひとりぼっちのソユーズ』の完全版が発売に。ファンから大反響の本作を【マンガ】で紹介

文芸・カルチャー

PR公開日:2021/9/18

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ひとりぼっちのソユーズ
『ひとりぼっちのソユーズ』(七瀬夏扉/主婦の友インフォス)

 2021年9月10日、七瀬夏扉氏の小説『ひとりぼっちのソユーズ(上・下)』(主婦の友インフォス)が刊行された。発売当初、「まさか小説で泣くなんて…」「圧倒的感動。昔を思い出す」などと圧倒的な高評価を獲得していた同作だが、ここまで読者の心を揺さぶったのはなぜなのだろうか?

 同作は、月を夢見た少年と2人の少女の恋愛模様を描いた率直なまでのボーイ・ミーツ・ガール。主人公である「僕」は幼い頃にユーリヤという不思議な少女と出会う。2人ともに「宇宙飛行士として月に行く」ことを夢に見るようになるが、歳を重ねるにつれて次第に距離は離れていく。しかし、高校受験を控えた満月の夜に2人の心が通じ合い、2人の道は再び交わるのだった――。

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 思春期の甘酸っぱい感情、夢を追い求め続けることの大変さを鮮明に表現した同作は、発売とともに大きな注目を集めることに。ネット上では、「幼い頃に交わした約束に人生の全てを捧げた2人の想いが伝わる素敵な作品」「本当にぐっと来るものがありました」「一途でひたむきな“僕”の思いに胸が揺さぶられる」「健気に宇宙を目指す2人はとても魅力的でした」「これでもかって思うぐらい丁寧に描いてる所がめちゃくちゃ好き」といった感想が飛び交っている。

 また9月15日には、フォロワー数5万人(2021年9月15日時点)を誇るイラストレーターのさざなみ氏(@3MshXcteuuT241U)がTwitter上に紹介マンガを投稿。そこには、あらすじと感想が淡く懐かしくなるようなタッチで4ページにわたって描かれている。さざなみ氏のイラストと『ひとりぼっちのソユーズ』の世界観が非常にマッチしているため、より作品へのイメージを高めてくれるはず。

ひとりぼっちのソユーズ

ひとりぼっちのソユーズ

ひとりぼっちのソユーズ

ひとりぼっちのソユーズ

 マンガの中でも触れられているが、同作の魅力は不思議な読後感。さざなみ氏も「本当に月の世界を歩いたような不思議な気持ちになりました」とコメントしており、同作に目を通した人ならばきっと共感できるだろう。

 ちなみに同作は、以前『ひとりぼっちのソユーズ 君と月と恋、ときどき猫のお話』というタイトルで書籍化されたことがある。しかし物語の3分の1までしか収録されていなかったため、ファンからは長らく完全版を望む声が相次いでいた。

 独特な世界観やストーリーで読者を惹きつけてやまない『ひとりぼっちのソユーズ』。単なるSFラブスト―リーで終わらない、同作の魅力をぜひその目で確かめてもらいたい。

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