つぶやきシローの青空読書『吾輩は猫である』を読んだよ

2011/12/21

ツイッターフォロワー数 50 万人のつぶやきシローが
大人になった今だからこそ読みたい、なぜか青空が似合う文豪たちの名作文庫を真面目に読書

今回の読本はコレ!

電『吾輩は猫である』夏目漱石

生まれてすぐに捨てられ、英語教師・苦沙弥のもとに棲みつく事にした猫。苦沙弥や彼のもとに集まるクセのある人間たちの日常を、その独特な猫目線で風刺する。夏目漱石の初の長編にして代表作、教科書などに取り上げられることも多い有名な作品である。

つぶやき感想文

小学生のとき、本のタイトルと書き出しを線で結ぶテストがあったのよ。この書き出しとタイトルは真っ先に線をつなげた記憶があるね。「吾輩は猫である」ってそのまま答えだもんね。

 

 

猫を擬人化して人間とは何ぞやを語らせるなんて、当時にしては珍しいタイプの小説だったんだと思うよ。一般的にはクシャミ先生が漱石のモデルだと言われているけど、ぼくにはこの猫自体が漱石な気がするんだよね。文豪ってみんなひねくれものだし、物事を常に俯瞰してじーっと人間を観察をしている感じがするでしょ。

猫って奔放でワガママなイメージがあるけど、こいつは結構小心者で気ぃ使いなのよ。作中の飼い主・苦沙弥先生とも性格がそっくり。ペットと飼い主が似てることってよくあるけど、あの現象は何なんだろうね。

 

 

話の内容自体は正直淡々としてて刺激が無いのよ。猫が垣間みた毎日を綴っているだけだからね。大きな事件はないけど、日常のふっと笑える出来事や、ご近所の些細ないざこざを描いている。たわいもない家のなかの出来事を、猫目線っていう独特の文章で書き出しているのね。なんだか新作落語を聞いている気分になったよね。

この作品、最後に衝撃の展開が待ち構えているのよ。こんな強引で急な終わり方、連載中の漱石に何かが起きたとしか思えないよね。でも、このあっけなさが生き物の一生って感じもするよね。

 

 

夏目漱石って千円札に載ってたし、もっとカタい小説を書くイメージがあったわけ。でもこの作品を読んで、結構ユーモアにもあふれた人なんだなぁと思ったね。結構長い作品なんだけど、深く考えずにすらすら読めて楽しかったよ。