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哲学の使い方 (岩波新書)

哲学の使い方 (岩波新書)

哲学の使い方 (岩波新書)

作家
鷲田清一
出版社
岩波書店
発売日
2014-09-20
ISBN
9784004315001
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哲学の使い方 (岩波新書) / 感想・レビュー

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mitei

哲学について著者が考察した1冊。だが難しいなぁと感じた。

2014/11/26

抹茶モナカ

思索する事に対する肺活量が必要であるとの言葉が印象的だった。ぐずぐず考え続ける事が人生という営みである、との事。哲学の学術的記述の部分は、ちょっと理解しきてなくて、学生時代にもっと哲学書を読んで、センスをつけておきたかった、と思った。臨床哲学という独自な考え方も、朝日新聞の『折々のことば』欄なんかも、その実践なのかな、と、思ったりして。朝日新聞の『折々のことば』欄を毎日読んでいるうちに、いろいろ重なって辿り着いた本。多動的なのか、一途なのか、自己判断できない読書傾向の僕は、思索と趣味には肺活量が欲しい。

2017/02/20

yumiha

『読んじゃいなよ!』(高橋源一郎)でワッシーさんが、「哲学は2割分かれば結構イケてる」な~んて言うもんだから、本書に手を出しっちまった(^-^;いやぁ~大変でしたわ。時間もかかりました。私に響いたのは、自分の身体ちゅうもん。顔を含めて直接に見ることができないのに、そのくせ翻弄しまくるもんであるちゅうこと。また、認識を新たにしてもらえたのは、「対話」。相手を引きずり込もうとか間違いを指摘するとか、不遜なことを思ってきた私、間違っていたのね。対話は、相手ではなく、私自身へ返るもんだったのね。

2017/09/26

マリリン

なかなか興味深い内容だった。先入観を排するところに哲学の精神があるという言葉に納得。「既視感」「未視感」・「みている」「みえている」、「感じる」「感じている」は自身の体験から、潜在意識というのだろうか…この部分に興味があり哲学に触れてみたくなったのかもしれない。言葉にできないものを言葉にする...は、『スローター・ハウス』に記された言葉だったと思うがなかなな難しいものの探求していきたい。わからない事は保留…ある時ふと扉が開く事もある。「個性的な努力の最も弱い部分にこそ個性が見いだされる」…印象深い言葉だ。

2019/05/14

棕櫚木庵

1/3) 工藤直子『てつがくのらいおん』への言及があると聞き,図書館で借りてみた.全体としては,哲学者として感じている現在の哲学への危機感とそれへの対処法,哲学のあるべき姿を論じていて,そういうところは,哲学の門外漢には分かりにくかった.むりやり要約すれば,神の高みから寮監のように部外者を選別拒否するのではなく,「現場」において,異なるものの間の翻訳をおこなうことが「哲学を使う」ことである,ということになるだろうか.▼その一方で,個々の議論では教えられることも多かった.教養と哲学の話では,

2023/02/16

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