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工作名カサンドラ

工作名カサンドラ

工作名カサンドラ

作家
曽根圭介
出版社
朝日新聞出版
発売日
2015-07-07
ISBN
9784022512833
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工作名カサンドラ / 感想・レビュー

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ゆみねこ

奥多摩で事故車の中から瀕死の男性が発見され、リンチの痕跡が。事件を追う荻大治郎刑事と佐川。濡れ衣を着せられ自衛隊をやめた佐々岡は、元自衛官が集まる右翼団体に潜入を持ちかけられる。「カサンドラ」という作戦は衝撃。大治郎さん、あの終わり方は残念過ぎる。

2017/07/21

starbro

曽根圭介というとホラーのイメージが強かったのですが、ミステリ系も結構イケました。最初は、曽根圭介っぽくグロテスクな描写から始まり、自衛隊、政治、警察三つ巴で面白いエンタティメントに仕上がっています。タイトルはもう少し捻って欲しかった。著者はケネディ暗殺のオマージュでこの作品を書いたのかなぁ!

2015/10/23

きさらぎ

尖閣諸島をめぐる国際情勢、自衛隊、政治、スパイ…きな臭い要素てんこ盛り。理不尽な運命に翻弄される主人公の自衛官が気の毒でならない。得体の知れない組織に立ち向かう荻刑事が、ダサいけれどカッコよかった。合間に挿入される荻親子の日常にほっこりする。友香のキャラがすごく良い。事件のラストはモヤモヤが残るが、エピローグは泣けた。久々に曽根さんの骨太作品を読めて満足。

2015/08/29

いつでも母さん

『住む世界が違う』一度位は言った事がないだろうか?誰かと比べて僻みや蔑みで・・この作品は真の『住む世界が違う』事を感じさせてくれた。今までも似たような内容の作品はあったかもしれない。しかし今回私は読後『住む世界が違う』ってこれなんだと感じてしまった。国家・政治家・外交・自衛隊・刑事・公安・・市井に暮らす我々は一体『何を』信じて暮すのか。「大根一本100円!」に汲々とする一主婦を舐めるなよ!と言いたい。小さな胸に火をつけてしまいましたね、曽根さん。殉職した父を誇りに思う一人っきりになった友香の明日を祈る。

2015/08/07

ミーコ

久しぶりの曽根さん 読み始めていきなりの拷問シーンには目を背けたく?なりましたが 徐々に引き込まれて行くストーリーでした。 スケールが大きくて頭が付いて行かない所は有りましたが 面白く読めました。啓志、逃げ切って~ 良し‼と思ってたら まさかの萩刑事が・・・ 予想外で へなってしまいそうでした。が、しっかり者の友香 佐々岡夫妻や、周りの皆に支えられ強く生きて行ってくれるでしょう。

2015/10/20

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