KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

隠居おてだま

隠居おてだま

隠居おてだま

作家
西條奈加
出版社
KADOKAWA
発売日
2023-05-31
ISBN
9784041118894
amazonで購入する Kindle版を購入する

隠居おてだま / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

いつでも母さん

すごろくに続編が出た!しかしなんだなぁ。「徳兵衛さん、ほどほどにしなはれや!」って感じだ。頑固ゆえ退くに引けなくなるんでしょうが、苦しくなるのは自分なのですよ。まぁ、大人しくは無理だとしても、そこはね。このラストはまたまた続きがありそうですね。ふぅ。

2023/06/27

のぶ

「隠居すごろく」の続編が読めるとは思わなかった。本作は隠居して静かに暮らすつもりだった糸問屋<嶋屋>の徳兵衛、思いがけなくもその院宅に孫の千代太をはじめ大勢の人間が押し寄せるようになるが、新たな起業のサポート役として、徳兵衛は充分に楽しそうだ。ところが、徳兵衛の知らぬ間に嶋屋では、出戻った後に男たちとの奔放な付き合いが止まない末娘のお楽を巡って大騒ぎが起きる。隠居して初めて商いの楽しみを知った徳兵衛も心の休まる暇がない。西條さんは多くの登場人物を巧みに使って、面白い人情時代小説を展開していた。

2023/07/20

初美マリン

隠居シリーズ第二弾、落としどころが中途半端な気がしました。自分自身の性格とはいえ、前作の方がスッキリしたような気がしました。

2023/10/21

ぶち

前作は、還暦を迎えて人生の"双六の上がり"に達したかと思いきや、もう一つ別の双六が待っていたというオチ。二つ目の双六を進むうちに隠居の徳兵衛も改めて成長していったのです。今作では徳兵衛、隠居しても唯一の取柄である商いに夢中になっています。家族のことは二の次、三の次。頑固で短気な性格は一朝一夕には治らないようです。"お手玉"を操るように家族のあれこれを上手に操ることはまったくできません。家族たちとの間に大きな悶着が勃発。「さぁ、どうなる」と思っったところで、この巻は終り。これは、続編を待つしかありません。

2024/02/24

にぎやかだった隠居生活が一転、頑固さが故にみんなバラバラになってしまう。今後どうなっていくのか?続編に期待です

2023/09/11

感想・レビューをもっと見る