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姥玉みっつ

姥玉みっつ

姥玉みっつ

作家
西條奈加
出版社
潮出版社
発売日
2024-03-05
ISBN
9784267024160
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姥玉みっつ / 感想・レビュー

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いつでも母さん

『泣いて、笑って、喧嘩して』読後はこの帯が沁みてくる。幼馴染の三婆(お麓・お菅・お修)サイコー!本作は正直言って途中まで婆三人にイライラしていた(三人ともうっとおしいのだ)だがしかし、声が出ない曰くありの女の子を育てるにつけ、それぞれ憎めない所もあって徐々に西條さんの術中にハマるのだ(拍手)三婆のこれまでや家族の問題を片付けたり、お萩と名付けた女の子の楯となり悪を成敗する長屋人情物語を面白く読んだ。いつかお萩と再会するシーンを想像するとニンマリしてしまう(ドタバタ道中記・・笑)

2024/04/03

チーママ

婆になっても何とかなるさと前向きになれる作品。幼馴染で同じ長屋に暮らす三人の婆たちが、一人の少女との出会いから生きる喜びを見いだしていく物語。高齢になっても何でも話せる友だちが身近にいるっていいな。愚痴をこぼし合い、励まし合えれば老境の心細さもきっと和らぐ。歳を重ねても何かしら役に立ちたいと思う気持ちもわかるなぁ。頼りにされることは励みになるはず。ミステリー仕立てで最後まで展開が読めず、ラストの息詰まるシーンには目をつぶりそうになった。でも安定の奈加さん。しっかり面白かった。

2024/04/25

pohcho

同じ長屋に暮らす幼なじみの老女3人組が行き倒れの母娘を助けるが、母親の方は直ぐに亡くなってしまい、遺された娘は口が利くことができず。3人は身元がわからない娘に名前をつけ、本当の娘のように可愛がって面倒を見るのだが・・。後半、娘が話し出してから俄然面白くなった(口調のギャップもよし)長屋の人々が力を合わせて悪に対峙したのも素敵だった。この後、3人で旅に出るそうで、賑やかな旅になりそう。

2024/04/02

はにこ

同じ長屋で住むことになった幼馴染の三婆。その三婆がひょんなことで面倒をみることになった女の子の話。それぞれ得意なことや性格が違う三婆が力を合わせて少女を守る。くちがきけない少女の出自がかわいそうだった。それぞれ居場所が無かった三婆ズ。喧嘩もするけど楽しそうなのが良かった。

2024/04/25

きょん

お麓、お菅、お修の幼なじみ3人が個性的で終始かしましく、裏表のない言い合いがなんとも羨ましい。そこにお萩が加わり婆殿たちが張り切る姿がまたいい。お麓の策も見事だし痛快で爽快でとても面白く読了。

2024/04/23

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