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帝国の娘 上 (角川文庫)

帝国の娘 上 (角川文庫)

帝国の娘 上 (角川文庫)

作家
須賀しのぶ
出版社
KADOKAWA
発売日
2011-12-22
ISBN
9784043944859
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架空の帝国から近現代まで彼女に書けないものはない 「この人、“書けないものない系”の書き手だ。」 『革命前夜』解説で、朝井リョウは須賀しのぶという先輩作家をそう表している。架空の大帝国、大正の浅草歓楽街、ロシア革命の嵐が吹き荒れるハルビンに、ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツまで。自身とはまったく関わりがない国や時代を、わが目で見てきたかのようなリアリティで物語に仕立て上げる。それこそが須賀作品の魅力であり、真骨頂だ。  大学在学中にコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞して作家デビューを果たし、卒業後はそのまま専業作家の道へ。代表作『帝国の娘』シリーズをはじめとしたライトノベルを精力的に執筆してきたが、一般文芸に移ってからの活躍はさらに目覚ましい。 『芙蓉千里』では、明治期に大陸に渡った少女の冒険を壮大なスケールで描き、2012年度のセンス・オブ・ジェンダー賞大賞を受賞。「女」という枠に縛られず、大胆に人生を突き進む主人公に多くの読者が魅了された。性差を跨ぐことで、世…

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帝国の娘 上 (角川文庫) / 感想・レビュー

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著者は『革命前夜』の須賀しのぶ。それでこのタイトル。この表紙。大いに期待して購入。書店で現物を見てからにするべきであったか。初出は、21年も前のコバルト文庫であるらしい。須賀しのぶの初期の姿を見ることができたのを良しとすべきか。萩尾望都でさえも初期作品は絵がヘタだった。それが豹変し始めたのは'80年代に入った「A-A'」のあたりからだったか。さて『帝国の娘』だが、裏表紙の惹句には「魂ゆすぶる大河少女小説」とうたうが、残念ながら魂はゆすぶられなかった。わずか上下2巻で「大河小説」というのも疑問だ。

2020/11/14

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一人の少女が運命に翻弄されながらも成長していく物語。漁師の娘のカリエが森で狩りで出会ったエディアルドと名乗る青年に誘拐される。アルゼウス殿下に瓜二つであるカリエは、病で伏せるアルゼウス殿下の身代わりとして生きることに。次期皇帝の選定という陰謀に巻き込まれていく。少女でありながら男の身なりと作法。訓練に訓練の日々。出てくる登場人物達は魅力的。コバルト作品がまた一つ角川文庫へ。こういった作品が角川文庫で出版されるのは嬉しい。このまま怒涛の後半へ。

2013/01/08

ゆのん

小さくん貧しい村で育った主人公。ある日皇子の身代わりとして攫われてしまう。養父母の為に厳しい生活に耐える。いわゆる大河物。もともと少女小説レーベルでかなり長いシリーズらしいが一作目だけ文庫化されたとの事。読みやすくかなり面白いので続きを読みたくなった場合、コバルト文庫を購入するしかないところが難点。いよいよ皇子宮に入る訳だが新たな試練を乗り越える主人公に期待し下巻へ。

2018/07/19

まりもん

コバルト時に見かけたことはあったけれど読んだことがなかった作品。角川文庫で出たというので購入してみた。 カリエが身代わりにされても生きたいという思いから現実を受け止めて身代わりをなりきろうとするのが読んでいて応援したくなった。

2012/01/26

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