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ぼくらのサイテーの夏 (わくわくライブラリー)

ぼくらのサイテーの夏 (わくわくライブラリー)

ぼくらのサイテーの夏 (わくわくライブラリー)

作家
笹生陽子
やまだないと
出版社
講談社
発売日
1996-06-01
ISBN
9784061956841
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ぼくらのサイテーの夏 (わくわくライブラリー) / 感想・レビュー

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たまきら

備忘録:家のトラブルを子供に秘密にしようとする大人って、彼らのことを守っているようで軽んじている気がします。もちろん赤裸々に語る必要はないけれど、家族なら共有したほうがいいと思う。この二人の男の子たちが経験したサイテーで、後にサイコーなスタートラインとして認識されるであろう夏のお話。やまだないとさんの絵でびっくりしちゃった。2編目は絵が全然違っていて、娘は世界に入り込めず。オカンは結構こっちの話が好きかもよ~。読み友さんの感想を読んで。

2023/08/06

もっさん

学校で危険な遊びをした罰として、夏休み中にプールの掃除することになってしまった小学生男子のお話。引きこもり、障害児童、父子家庭などの問題を通して、似たような境遇にある2人の児童が打ち解けてゆく過程を描く。小学生の間でのやり取りや、距離感の取り方、噂が広がっていく様がリアル。基本は桃井と栗田の話だけど、オヤジ先生やカバちゃんなどサブキャラがいい味出してる。「楽して生きるとそんをする。生きものってのは、いためつけられて、だんだんと強くなるものなんだな。」

2014/01/12

joyjoy

「動物を飼うといいことあるって、シセツの人にいわれたんだよ。自分よりずっと弱くて小さい生き物の世話をすることで、生活にはりが出てくるし、心もゆたかになるんだってさ。」 そうなんだよ! 誰かを、何かを、思いやって行動することで、成長することってある、ある。みんな、成長した夏だったね。

2023/09/22

おはなし会 芽ぶっく 

4年生ブックトーク授業【夏休みおすすめの本】 6年生が主人公ですが4年生でも読める子がいるので選書。ある事件で夏休み中学校のプール掃除をすることになったボクと栗田君。いつもは自分の話なんてそう深いことまで話すことはないのに、時間がたっぷりある中、自分のことや家庭のことを話し出す。いろんな家庭があり、普通だと思っていることは、相手にとっては普通ではないことを知って欲しい。ある事件は「階段落ち」というゲーム、どんなゲーム化は読んだら分かります。

2023/07/06

木漏れ日の下

上の子のオススメ本。清々しい読後感。サイテー?いやいや最高の間違いでしょ。一夏で得られたモノの大きさや経験はかけ換えの無さは格別。冒頭、階段の高い所から飛び降りるゲームをしてるとこから考えると最後の数ページで感じる主人公の成長ぶりに目を見張ります。主人公のお兄ちゃんもいい。弟の友達とその妹ちゃんに優しく接することのできるお兄ちゃんに好感。大なり小なり問題を抱えてない家庭なんてない。『よそんちのことと、自分ちのことと、くらべてみても意味ないよ。他人は他人で、自分は自分。』少年から青年への一夏の成長覃。

2018/06/11

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