読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

黒田硫黄

職業・肩書き
マンガ家
ふりがな
くろだ・いおう

「黒田硫黄」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

どこをとってもナス風味!“ナスマンガの金字塔”を新鮮なうちにご賞味あれ

どこをとってもナス風味!“ナスマンガの金字塔”を新鮮なうちにご賞味あれ

 とっくに明けましておめでとうございます。さて、「一富士、二鷹、三茄子」とされるくらいに持ち上げられるナスですが、依然、子どもが嫌いな野菜の上位から陥落する気配はありません。一方で、大人になるとナスがおいしくなる、ともいわれており、かくいう私もこの頃は「あぁ、このナスの漬物とお茶だけあればいいわぁー」なんて思ったり思わなかったり。

 そこで、ナスの理解を深めようと手を出したのが、本作です(迫真のウソ)。なにしろ本作は、作者がある夏の夜にナスの化身から「タマネギよりもメジャーにしろ!」と天啓(?)を受けて描いた“ナス漫画の金字塔”、という触れ込み(これはホント)。あの独特な世界観を持つ唯一無二のマンガ家・黒田硫黄によるナス漫画ということで、どれだけナナメをいく内容なんだろうと期待しちゃうじゃないですか。

 構成はオムニバス形式。主役は、うーん、やっぱりナスなんでしょうねぇ。いずれも、いろいろな老若男女が、濃いヒューマンドラマを展開します。しかし、どの話も、ナスが中心になっていたり、オイシイところを持っていったり(美味なだけに)。黒田硫黄は、きっと、世界…

全文を読む

奇才・黒田硫黄の第1短編集が電子蚊…じゃなくて電子化

奇才・黒田硫黄の第1短編集が電子蚊…じゃなくて電子化

 「奇才」「本当の“センス・オブ・ワンダー”を持った稀有な漫画家」「“黒田硫黄”はひとつのジャンルである」など、玄人筋で多大な評価を受けている黒田硫黄。第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞文部科学大臣賞を受賞し、連続テレビドラマ化もされた『セクシーボイスアンドロボ』の作者、で知る人がいるかもしれません。その氏の第1短編集。奇才の奇才たるゆえんを、デビュー作を含む初期作品を通じて知ることができます。ちなみに、タイトルの『大王』は、作者の愛称から。

 電子版1巻目の本作では、「西遊記を読む」「THE WORLD CUP 1962」「象夏」「蚊」「熊」「南天」の6作を収録。一橋大学出身のインテリらしく知性とウィットに溢れているとか、予定調和がなく大胆で奇想天外とか、セリフ回しがいちいちシブイとか、絵柄からしてアートであり真っ正直なエンタメ作品とか、登場する女の子が型破りで「萌え」を凌駕する「萠え」の魅力を持っていたりと、さまざまな切り口でプッシュできるのですが、いくら言葉を重ねても黒田硫黄の魅力がぜんぶ伝わるとは思えないので、今回は短編のそれぞれを、…

全文を読む

テレクラでサクラをする女子中学生は、じつはスパイ志望のセクシーボイス

テレクラでサクラをする女子中学生は、じつはスパイ志望のセクシーボイス

主人公はテレクラのサクラをする女子中学生・ニコ。3年生、14歳。将来の夢は、スパイか占い師になること。 特異な能力の持ち主。電話相手の声を聞くだけで、年齢や姿、性格までが把握でき、また、無邪気な子どもから色っぽい大人までさまざまな声色を使いこなして電話先の相手を手玉に取り、時には騙す。コードネームは「セクシーボイス」。そんなニコが、謎めいた老人から指令を受けて、誘拐事件や失踪事件を解決していく、ハードボイルドでスタイリッシュなアドベンチャーアクションコミックです。

1985年頃から急増したとされる「テレクラ」(テレフォンクラブ)ですが、今では出会い系サイトの普及などで衰退しています。「テレクラって何?」という若い声も聞こえてきそうです。テレクラは、店の個室で待機し、女性からかかってくる電話で会話を楽しむもの。日本で発生した、独特な出会い文化です。

「テレクラ」と「女子中学生」との組み合わせって、なんだかいかにもヤバイ空気が漂いそうですが…本作はどちらかというと「カッケー」の方向ですごくヤバイ、ハードボイルド作品です。

主人公のニコが中学生ながらクールに…

全文を読む

「黒田硫黄」のレビュー・書評をもっと見る

「黒田硫黄」の本・マンガ

「黒田硫黄」人気の作品ランキングをもっと見る

「黒田硫黄」の関連画像・写真

「黒田硫黄」の関連画像・写真をもっと見る