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大島弓子にあこがれて~お茶をのんで、散歩をして、修羅場をこえて、猫とくらす

大島弓子にあこがれて~お茶をのんで、散歩をして、修羅場をこえて、猫とくらす

大島弓子にあこがれて~お茶をのんで、散歩をして、修羅場をこえて、猫とくらす

作家
福田里香
藤本由香里
やまだないと
出版社
ブックマン社
発売日
2014-07-15
ISBN
9784893088253
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大島弓子にあこがれて~お茶をのんで、散歩をして、修羅場をこえて、猫とくらす / 感想・レビュー

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minimu

「お茶を飲んで、散歩して・・」なんてサブタイトルに似つかわしくないほど、想像以上に読み応えのある一冊でした。藤本由香里さんの論文(とあえて呼びます)、福田里香さんとやまだないとさんのマニアックすぎる濃ゆい対談。ここまで人を惹きつけて語らせてしまう、大島弓子の世界の深遠さに、あらためて驚きました。論文や対談には「なるほど」と思う点も多いのですが、「それは少し違くない?」とも感じてしまうのは、きっと私も「私だけの大島弓子」を持ち続けることに憧れているからなのでしょう。。。

2016/04/27

にゃおん

読みごたえあり! 当時のマンガ雑誌の柱部分まで収録していて感嘆! 国立国会図書館まで使って調べあげた熱意に感謝! 何より、貴重なあれこれを捨てずにとっておいた福田さんエライ!

2015/01/06

くさてる

三人の識者による大島弓子論、インタビューを中心に、過去の大島弓子のカラーイラストや、単行本には収録されることのない予告カット、小さなコラムなどを収録したもの。この本の中にもあったように、大島弓子という作家は、読む人に「私だけの大島弓子」とファンに思わせる作家さんなので、ここで語られているファンならではの熱い言葉についても、いちいち共感したり、違うんじゃないの?みたいな感情を呼び起こされてしまうのだ。読み手の数だけ、大島弓子の姿は存在する。そういう意味でも希有な作家なんだと再認識させられました。

2014/09/11

りりす

衣良が後ろめたさを感じている男色家と付き合いたいと言ったのは、大島弓子作品に共通する弱いものを守りたい精神よりも『男に女として意識されたくない、性への不安、女の役割を求められても期待に添えない』気持ちが強いのじゃないかと私は読んでいます。だからって一人で生きたいわけではないから、男色家の隠れ蓑になる、なのだと。それにしても新婚で旦那様が隣に寝てるのに「最高の素晴らしさってなんだろう私もお目にかかったことないのに」っていう沙良さんカッコイイ。結婚は女の最大の幸せ、なんて標語も消し飛ばす堅牢な少女世界です。

2018/11/11

おおた

大島先生を好きな人たちの言葉を垣間見て、みんなそれぞれに好きなんだと思い、わたしの大島先生好きもまた、他人には理解されがたいし理解される必要もないのでひっそりと抱いて「しゃべらずに死のう」と思います。

2015/02/08

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