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天国大魔境(7) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(7) (アフタヌーンKC)

天国大魔境(7) (アフタヌーンKC)

作家
石黒正数
出版社
講談社
発売日
2022-03-23
ISBN
9784065272992
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「天国大魔境(7) (アフタヌーンKC)」のおすすめレビュー

謎解きと鮮やかな伏線回収が気持ちいい! アニメ化で話題の近未来SF冒険譚『天国大魔境』

『天国大魔境』(石黒正数/講談社)

 荒廃した近未来の日本を、少年・マルと“おねえちゃん”ことキルコのふたりが旅するアドベンチャーコミック『天国大魔境』(石黒正数/講談社)が今アツい。

 2018年から連載が開始し、2019年には「このマンガがすごい!」のオトコ編第1位を獲得。すでにある程度の知名度があったのだが、この2023年春にTVアニメ化され、一気に話題になっている。アニメの話数を重ねるにつれて、原作未読の人々は引き込まれていき、原作ファンは映像と演出において驚いているのである。

 かく言う私は原作未読であったが、アニメの2話を見た時点で我慢ができず、単行本を揃えてしまった。そうさせる魅力がこの作品にはある。

 廃墟のビルが残る世界を、バディ(相棒)の男女が旅する物語。一見、王道な冒険譚ではあるが作品の構造は複雑で、作中には多くの謎や伏線がちりばめられている。ただ本作の魅力は謎解きだけではない。他にもストーリー展開、世界観、設定、そして生き生きとしたキャラクターたち、これらすべてが読者をぐっとひきつける。

 なお、できる限り謎解きにならないよう紹介…

2023/6/10

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天国大魔境(7) (アフタヌーンKC) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

眠る山猫屋

ふたつの世界が近づいていく。シャッフル感が更に著しくなってきた。楽園にも思えた学園は崩壊し、子供たちは外の世界へ。学園は孤立した施設という訳ではなく、日常が待ち受ける。宗教的な或いはマッドサイエンティストたちの造った偽りの楽園だったのか?一方、崩壊した世界(未来?)を旅するキルコとマルのサバイバルは続く。生き抜くだけでも過酷な時代は、ちょっと可愛いい絵柄ながらリアリティが強く油断がならない。ちょっとづつ接点が増えていく二つの世界。

2023/03/11

るぴん

やはり学園とマルとキルコ達のいる魔鏡世界の時間軸は違うということは明確になった。学園が崩壊し、外に出て新たな名前を与えられた子ども達がどう関わっていくのか、どう関わってきたのか、最初から読み直さないと細かい所に気付けないなぁ。前巻のキルコも辛かったけれど、今回出会ったヘルムの復讐劇もかなりしんどい。

2022/03/29

ソラ

もう1回最初から読まないと次回に世界の謎が解き明かされてもきちんと驚けないかもしれない。

2022/04/02

てんてん(^^)/

面白いんだけど、キャラクター、起こっている事、時系列など、だいぶ混乱してきた。一度読み直さないとダメかもしれない。あと、何気に性被害の話とか、心にドスンと重いので、心当たりのある人が読むのは要注意。

2022/07/09

JACK

☆ 2つの世界の物語が並行して描かれるサスペンス。一つは文明が崩壊した世界で「天国」を探すキルコとマルの物語。もう一つは特殊な能力を持つ子供たちを育てる謎の組織「高原学園」が崩壊する物語。どちらも謎が多くて目が離せない。繰り返し読むと意外な発見があり、理解が深まります。予告が魅力的なので次の巻が早く読みたい。

2022/03/25

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