KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)

ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)

ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)

作家
さくらももこ
出版社
集英社
発売日
2021-03-19
ISBN
9784087442175
amazonで購入する

「ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)」のおすすめレビュー

スペイン、バリ島、アメリカ…世界各地ハプニングづくし! さくらももこさんの爆笑必至の旅行エッセイ

『ももこの世界あっちこっちめぐり』(集英社文庫)

 旅に出かけたい気持ちが日に日に募っている。憎き新型コロナウイルスのせいでそんな欲求は満たされないまま。はやく安心して旅行に、それも海外旅行に出かけたいものだ。

 旅行に行きたくてウズウズしているという人は、今は本の中で旅行を楽しんでみてはいかがだろうか。『ももこの世界あっちこっちめぐり』(集英社文庫)は、さくらももこさんによる笑いと感動の旅行エッセイ。1996年、当時31歳だったももこさんが訪れたのは、スペイン、バリ島、アメリカ西海岸、ラスベガス、ベネチア、パリなど6カ国17カ所。ももこさんの痛快な語り口調を味わっているうちに、なんだか自分もももこさんと一緒に旅行に出かけたようなワクワクした気分になってくる。

 ももこさんが描く海外の景色はどうしてこうも魅力的なのだろう。だが、この本は、それだけではない。ももこさんの旅先でのトラブルにクスッと笑わされてしまうのだ。たとえば、スペイン旅行では、旅行期間中、ももこさんの夫が、ずっと腹痛に悩まされていた。毎朝「今日は絶食する…」と言いながらも、旅先の美味しそ…

2021/3/20

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

「ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)」の関連記事

旅の予習・復習に最適! 本で旅気分を味わう5冊をセレクト

 旅に出かけたくて出かけたくてたまらない。そんな気持ちを抑えられずに、旅の計画を着々と進めている人もいれば、旅に出かけたい気持ちはあるけれど、今はちょっと難しそう…という人もいることだろう。旅に行く予定の人も、今は行けないという人も、どんな人も楽しむことができるのが、小説やエッセイ。本稿では、旅行に行きたくなる小説・エッセイを5つご紹介する。旅の予習や復習に、まずは本で旅気分に浸ってみてほしい。

2022/4/29

全文を読む

ロバート、上白石萌音も声優出演!『ちびまる子ちゃん』に『コジコジ』に…8月はさくらももこ作品がアツい! おすすめ3選

 今もなお愛され続ける、さくらももこさんの作品は、話題が尽きない。たとえば、テレビアニメ『ちびまる子ちゃん』では、8月の1カ月間を「まるちゃん大好き! 8月のゲスト声優まつり」と題して、毎週、豪華ゲスト声優が登場。22日にはお笑いトリオのロバートが、29日には、上白石萌音が出演予定とのことで注目を集めている。また、「やさしい気持ち。」を特集する雑誌『BRUTUS』の最新号(2021年9/1号)では、表紙に「コジコジ」が登場。「コジコジもどんな時もコジコジだよ」という名言とともに表紙を飾る。多くの人を魅了し続けるさくらももこさんの作品から3つの作品をご紹介しよう。

2021/8/20

全文を読む

関連記事をもっと見る

ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

GWはどこにも行けないので、さくらさんが世界を旅するエッセイで海外旅行気分に浸れました。旦那さんのキャラもとても素敵だったし、ひろしのキャラも面白かったです。もちろんさくらさん本人も!ひろしが軽く言ったグランドキャニオンが見たいという言葉を忘れずに、生前に一緒にグランドキャニオンに行けたのは良かっただろうなと思いました。ヨーロッパ、アメリカ、ハワイどこの国でもさくらさんの独特の感性で語られる旅行記は非常に面白く、一緒に旅をしている気分になりました。さくらさんが全部集めたという時計のブランドが気になります。

2021/05/01

ぶち

同郷の人さくらももこさんの海外旅行の旅エッセイです。出版社企画の旅で、毎月のようにヨーロッパ、東南アジア、アメリカなどに出掛けていきます、ご夫婦で。費用はすべて出版社もち。ファーストクラスで飛んで、トップクラスのゴージャスなホテルに泊まって、現地ではガイドさんが付くという、もう大名旅行です。羨ましいです。相変らずのももこ節炸裂のエッセイですが、ももこさんのマッサージ好きには驚きました。どこの国に行ってもホテルでは毎晩のようにマッサージを受けちゃうんです。そして、ももこさんの物欲も垣間見えて楽しかったです。

2021/07/30

あきぽん

97年刊のエッセイが2021年に初の文庫化。軽く楽しく読めるけど、安楽死について書いた部分があって、そこはさくらさんは病気で亡くなる前に何を思ったのか悲しくなりました。コロナ禍で海外旅行できず、五輪の始まる今、さくらさんから届いた贈り物です。

2021/07/01

ちゃとら

ちびまるこちゃんはTVで知っていたけれど本は初読み。雑誌の企画で1996年の5月から10月の間に元夫と世界を旅したエッセイ。オランダで安楽死についてインタビューをしたくだり、彼女はその約10年後に乳癌になり10年の闘病生活を送ったことを思うと複雑。そして旅は、本当に人それぞれ、個性の違いを感じた。どこの国でもマッサージと日本食が多く登場。初フランスの旅で、ルーブル美術館のショッピングモールのお目当ての時計屋に行き、興味がないからってルーブル美術館には入らなかった!って凄いわ💦

2021/06/25

Apple

海外旅行についてのエッセイ集ですが、へんに衒った感じがなくて、素朴で純粋な驚きやツッコミに満ちていてたいへん面白かったです。 挿入されるイラストも、味があってとても良いです。 旅行嫌いの人でも、適温で清潔で治安の良いところなら行ってみようかな、と思えるような作品ではないでしょうか。

2021/05/04

感想・レビューをもっと見る