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つかふ: 使用論ノート

つかふ: 使用論ノート

つかふ: 使用論ノート

作家
鷲田清一
出版社
小学館
発売日
2021-01-14
ISBN
9784093888059
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つかふ: 使用論ノート / 感想・レビュー

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KAZOO

朝日新聞に「おりおりの言葉」を連載されている鷲田先生の「つかふ」という言葉をもとに様々ンものを使用するということについての論考です。副題に「使用論ノート」と書かれているのでもう少しやさしいかと思いましたが結構歯ごたえがありました。柳宗悦や西岡棟梁などが出てきて時々は現実的な話になるのですが思考的な部分が多いと感じました。

2021/11/25

けんとまん1007

つかふ。平仮名で書かれているところに、既に、広い意味が示されている。これを、漢字で書くと、多様な漢字になるし、そこからさらに、視野が広がる。そこにあるのは、主体と客体。卑近な例だと、使う人と使われる人(雇用主と雇用される人、指示を出す人と受ける人)、道具とそれを使う人。言葉遣い。その関係性の在り方で、その質まで変わりうるというこっとに納得。職人の例が書かれていて、理解しやすいし、その深さを改めて考え直している。そこに、理想の一つを見出してしまう自分がいるのも事実。深く、広い。

2021/07/08

抹茶モナカ

「つかう」ということを思考した哲学の本。高度消費社会現代への警鐘という意味もあるようだ。道具を使い熟す事の大切さを考えさせられた。最近は、便利グッズを使い捨てにする事しかしない、自分。プリコラージュとか、工夫の大切さを考えた。職場では駒として使われる身なので、使われる自分についても考えたりもした。鷲田先生は朝日新聞の「折々のことば」を休載されているので、鷲田先生の文章を読んでホッとした自分もいた。

2021/04/10

amanon

「つかふ」という言葉を巡っての哲学的論考。そこに芸術論、文化人類学、言語学的分析も織り込んで、縦横無尽に論じているため、話の道筋についていくのにやや難を覚えたか。それでも、普段何気無く使っている「つかふ」という言葉にこれ程の豊穣で多義的な意味が込められていたのかということに驚愕を覚える。また、科学技術の発達により、我々がいかに自分達の身体の可能性を狭めているかという事実を改めて痛感。元の状態に戻ることは最早不可能なのだろうけれど、日頃から自分の身体について考えようという気になる。教育論としても有効。

2021/11/08

lllともろー

「つかふ」「使用」にまつわる論考。難解なところもあるが概ね理解はできる。使う者と使われる者・物との互換。近代以降失われた使うことの多様性。

2022/05/24

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