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あの人が好きって言うから…-有名人の愛読書50冊読んでみた (単行本)

あの人が好きって言うから…-有名人の愛読書50冊読んでみた (単行本)

あの人が好きって言うから…-有名人の愛読書50冊読んでみた (単行本)

作家
ブルボン小林
出版社
中央公論新社
発売日
2021-05-07
ISBN
9784120054327
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ジャンル

「あの人が好きって言うから…-有名人の愛読書50冊読んでみた (単行本)」のおすすめレビュー

出川哲朗、稲垣吾郎、吉岡里帆…50人の愛読書から有名人の知られざる一面が露わに!

『あの人が好きって言うから… 有名人の愛読書50冊読んでみた』(ブルボン小林/中央公論新社)

 他人の家の本棚を覗くのはいつだって楽しい。恋人や友達の部屋に入ったら真っ先にチェックすべきポイントは本棚だ、という読者の方も多いのではないか。その人が人格形成の過程でどのような本に触れてきたのか、その傾向が分かるだけで友達や恋人の気質や性格の特徴が見えてくる。その人のイメージがガラッと変わることあるだろう。

『あの人が好きって言うから… 有名人の愛読書50冊読んでみた』(中央公論新社)は、著者のブルボン小林氏が、有名人50人が挙げた「愛読書」を読み、その印象などを綴ったエッセイ集だ。「あの人が好きって言うから…」というセレクトの理由も面白いし、有名人によっては愛読書を推す理由まで開陳されているのも嬉しい。

 例えば、芸人の出川哲朗氏の愛読書は『矢沢永吉激論集 成り上がり How to be BIG』(KADOKAWA)。芸能人でもスポーツ選手でもミュージシャンでも、同書を座右の書に挙げ、バイブルとしている人は多い。出川氏のチョイスはある意味ベタである。

 だ…

2021/6/17

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あの人が好きって言うから…-有名人の愛読書50冊読んでみた (単行本) / 感想・レビュー

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兵士O

メディアから有名人のイメージだけは伝わってきます。故安部元首相の暑苦しいまでの愚直さや、小池都知事の機械的なクールさなど、この本で紹介されている二人の愛読書と、それを受けての小林さんの解説は、まさにそんな僕の抱いていたイメージと重なるものでした。小林さんはそんな皆が思っているイメージに乗せて本の粗筋+自分の感想を1頁半で書いているわけで、こんな荒行、ライターでも出来る人は日本中でも数人だと思います(ああ!故ナンシー関大先生!)。しかもバスの待ち時間などで一人分サクッと読める。タイパ重視の読者には最適かも?

2023/03/05

えみ

十人十色の愛読書。意外性よりも、この人なら選びそうだな。という印象を大きく受けた選書。1人1冊、50人の有名人の愛読書が50冊紹介されている。実際に読んだことがあったのは11冊だった。未読のものの中には、絶対自分では手に取らないだろうと思う本もあったけれど、そのうち挑戦してみたいと前向きに検討できる良書が多い。しかし…他人の愛読書を読み続ける。それは想像以上に苦行だと思う。50冊…尊敬する。個性的なイラストと毒の利いた文章、そして本に対する向き合い方が独特で面白かった。何を読むか迷った時に活用したい一冊。

2021/09/21

Natsuko

書評本風だが、愛読書を挙げた有名人についての語りがメイン。目次を見るだけで楽しく、好きな有名人の愛読書を見て一喜一憂。それだけ自分は、愛読書の中にその人自身を見ているのだろうと思う。「檸檬」「落下する夕方」「星の王子様」あたりを挙げている方に、勝手に「メンタル強い」と思ってしまうあたり、自分の偏見が垣間見える。著者の好き嫌いもはっきり分かり、こき下ろし方が辛辣なのも面白い。

2022/09/28

おさむ

愛読書から有名人の内面を解剖する珍書。ブルボンさんの本質を突いたツッコミに感心。大坂なおみ選手の回では、彼女に愛玩の眼差しを向けるメディアや企業が「聡明な彼女の中で冷静に分析して評価されるのだ」と、記者会見拒否を巡る現状を予言している。意外だったのはほんとに本を読んでいる人が多いこと。(事務所や編集者がテキトーにつくってるイメージがあった)。同じ作家さんのファンと知ると、親近感も湧く(伊坂幸太郎が好きなフワちゃんとか笑)。一番脱力したのが、菅義偉首相の愛読書でした‥‥。彼の器の小ささがよくわかりました。

2021/06/11

さおり

ブルボン小林さんの本を読んでみたくて、図書館にあったこちらを。おもしろかったです。女性週刊誌を読むタイプのおとなにはなりたくない、という若き日の思いを貫いているけれど、「女性自身」の連載をまとめたこの本がこれだけおもしろいというのは、もう、そういうことではなかろうか。私も下世話な話が好きなおとなになったな、って。

2022/09/11

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