なるようになる。-僕はこんなふうに生きてきた (単行本)
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「なるようになる。-僕はこんなふうに生きてきた (単行本)」のおすすめレビュー
養老孟司氏、初の自伝!「自分を育てるためにはつまらないことも活かすことが必要です」現代を生きるヒントに溢れた1冊
『なるようになる。―僕はこんなふうに生きてきた』(養老孟司/中央公論新社)
「話してもわかりあえない“バカの壁”がある」と社会を喝破して一大センセーションを巻き起こし、平成で一番売れた新書となった『バカの壁』。その著者であり、日本の“知性”といわれる養老孟司先生が、このほどはじめての自伝『なるようになる。―僕はこんなふうに生きてきた』(中央公論新社)を上梓された。
長年の付き合いという読売新聞の鵜飼哲夫さんが聞き役となって、幼少期の最初の記憶に始まる86年を語りつくした一冊は、読売新聞の好評連載「時代の証言者」をもとに大幅に加筆したものだ。その面白さは単なる自伝を超え、「現代を生きるヒント」にあふれている。
養老先生が生まれたのは、まだ太平洋戦争が起きる前の1937年(昭和12年)。鎌倉に居を構える三菱商事につとめる父と小児科医である母のもと、3人兄姉の末っ子として誕生した。まだ幼い頃の「父の死」が記憶の始まりで、そのショックから病気がちだった幼少期を経て、1944年に小学校入学。戦時下の大人たちの様子をながめつつ「日本は勝つ」と単純に信じていた養…
2023/11/20
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なるようになる。-僕はこんなふうに生きてきた (単行本) / 感想・レビュー
starbro
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。養老 孟司は、新作中心に読んでいる作家です。著者の自伝プラスQ&A、タイトル通りの内容、ケセラセラ、私の考え方に似ています(笑)https://www.chuko.co.jp/tanko/2023/11/005712.html
2024/01/02
かずぼう
本当に頭の良い人は、自分のペースで他者に翻弄されずに生きるんだと感じさせた。以下本文より「個性なんかなくても大丈夫、死なない。他人と比較することなんかやめて、その日その日を生きればいい」←共感「そもそも人生とは何か、なんてくよくよ、あれこれ考えていない状態が幸せ、夢我夢中で遊んだり、その状態の中に含まれているんですよ、幸せなんて」←的を得ている。
2024/04/10
かおりんご
エッセイ。今年の一冊目。なるようにかならないという、養老先生の考え方が好き。戦時中の話が興味深かった。
2024/01/04
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
新聞連載時に読んでいて胸熱だったので購入。ブレない、とにかくブレない。それは戦争で裏切られたことと、昆虫と解剖ゆえ。チャットGPTのくだり、「後ろにはデータしかなくて、それを処理してるだけでしょう。ボールを投げたことがないくせに、ボールの投げ方をもっともらしく言う奴と同じ」、全てこれにつきる!!
2024/01/08
teddy11015544
養老せんせいの自伝的著作。せんせいの著作やビデオは読んだり聞いたりして来たけど、あらためておもしろかった。
2024/01/01
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