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感覚の幽い風景 (中公文庫 わ 20-2)

感覚の幽い風景 (中公文庫 わ 20-2)

感覚の幽い風景 (中公文庫 わ 20-2)

作家
鷲田清一
出版社
中央公論新社
発売日
2011-04-23
ISBN
9784122054684
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感覚の幽い風景 (中公文庫 わ 20-2) / 感想・レビュー

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万葉語り

身近で日常的な風景が鷲田清一にかかると縁になり、内と外になる。和風建築は人が住居に行動を合わせるが、現代の建築は用途ごとに部屋が分けられ想像力を掻き立てられない。人は境界を曖昧にするものを忌避する傾向がある。など、普段の生活が違って見えるような気がした。2020-114

2020/06/21

Ex libris 毒餃子

服飾の哲学が多いが、その前提となる現象学的身体論をエッセーとして書いた一冊。内と外の違いって面白い。

2023/01/12

ひつじ

ファッションやモードに関してはあまり考えたことがなかったので、興味の無いなりにざっくり読んだ。 それ以外は真新しいものの見方(?)などもあまり感じられず、僅かな差異と作家の表現力に魅力があるのかもしれないが、私自身はそこまでこの書き手に興味なかったのでへぇ、で終わってしまった。

2020/06/02

あいくん

☆☆☆体のいろいろな部分の感覚について書いています。食べるとは人間の基本的なことですが、母親の気持ちが自分に向いていないことを感知して口を開けることを拒む幼児、食うことを済ませるだけの老人など、食べることを美味しく味わえないひとの存在は悲しいです。食事中でも仕事の話を話しかけられるという状況ではできるだけ早く食事を済ませることが確かに必要です。口は不思議な器官です。 食べる、飲む、息をする、話す、笑う、歌うなど生きる上で大切なことを引き受けています。

2015/04/12

ひろみ

大人になった今だって立ち止まった途端に自分と世界の縁を見失う。この体にいつの間にか閉じ込められていた、という感覚。なんで肉体はひとつなんだろう。この思考はどこで生まれているんだろう。そもそも私はどこに立っているんだろう。ときどき、自分が紙の民になったような気になる。天からの視線を感じる。この世界が誰かの書いた物語の中じゃないってどうやって証明できるの?

2014/05/08

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