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真説 ラスプーチン 下

真説 ラスプーチン 下

真説 ラスプーチン 下

作家
エドワード ラジンスキー
Edvard Radzinsky
沼野充義
望月哲男
出版社
NHK出版
発売日
2004-03-27
ISBN
9784140808580
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真説 ラスプーチン 下 / 感想・レビュー

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ケニオミ

枕詞に「怪僧」をつけないと居心地が悪いラスプーチン。ニコライ二世の唯一の息子は白血病に侵され、王妃は国民から愛されず、国家は内憂外患。そのような中、現れたのがラスプーチン。ニコライ二世一家の心の隙間に入り込み、国家はますます傾いていく。ラスプーチン本人にはそんな意図はないにも拘らず・・・。

2011/09/01

ナイ神父

教義の是非は別にして、晩年において堕落した聖者といった印象。まあでも、叩かれ続ければ酒も飲みたくなるよね。1913年まで飲んでないとは知らなかった。革命の元凶といえば元凶だろうけれど、私にはどうも皇帝を尊びながら皇后を貶める側の気が知れない。ラスプーチンは、少なくとも彼らより皇帝・皇后の両方に忠実に見える。皇后の側も、自衛のために人事に奔走してすぐ首をすげ替えるくらいなら、ヴィッテ伯を再登用できていれば色々違っていたのかな、とも。敵味方全部含めて、全員が全員自分達で自分達の首を締めていったように見える。

2013/09/19

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