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箱崎ジャンクション

箱崎ジャンクション

箱崎ジャンクション

作家
藤沢周
出版社
文藝春秋
発売日
2003-10-09
ISBN
9784163222400
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箱崎ジャンクション / 感想・レビュー

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GaGa

都心を流す二人のタクシードライバー、二人の奇妙な触れ合いと友情にも似た交流を描いた、実に男臭い作品。この作者は初。芥川賞受賞作家。いやになるくらい湿度を感じる文体ながら、やさぐれた男の切なさが感じられる佳作。内容は全然違うけど、映画「真夜中のカーボーイ」を思い出した。

2011/08/25

occaa

もう一度読みたい本。終始陰鬱な雰囲気が漂うが、スリル満点のスピード感とドキッとさせられる以外な展開の連続に引き込まれた。

2012/04/27

遠い日

圧倒された。室田と川上、2人のタクシードライバーが醸しだす独特の雰囲気。ざらざらひりひりした、暗いもの。滅亡なんて日常には似合わない言葉だけど、まさにそれに向けてひた走る2人。妻との離婚、彼女の再婚に心を憔悴させる室田と、離婚して幼い娘を妻に渡したものの、一目見たさに埠頭公園に通う川上。2人は、箱崎ジャンクションを接点に近づきあい、絡み合い、やがて縺れあいながら“道連れ”という関係に嵌っていく。憂鬱などという簡単には言い表せない心理。もっとどす黒く動きのある心。思いつめた人間の心のベクトルが恐ろしかった。

2004/12/21

yosssy

タクシー運転手・室田。別居中の妻、精神安定剤、心の中の葛藤、箱崎ジャンクション、川上、タクシー交換。現実と妄想が入り混じってぐちゃぐちゃ。何しろ読み疲れた。。

2011/12/29

いつき

じっとり気怠い物語。頭のおかしいタクシードライバー2人の陰鬱とした友情。タイトルに惹かれて借りてきたけど毒にも薬にもならない内容だった。

2011/09/19

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