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ホリデー・イン

ホリデー・イン

ホリデー・イン

作家
坂木司
出版社
文藝春秋
発売日
2014-05-27
ISBN
9784163900674
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ホリデー・イン / 感想・レビュー

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ハイランド

「ワーキング・ホリデー」シリーズのスピンオフ小説。本編2作で描かれた以外の、登場人物達のそれぞれの時間が描かれている。彼等が織りなす重層的なドラマが描かれることで、本編により厚みを感じることが出来るということか。ファンには嬉しい一作になっている。丁寧な描写は好感をもてる。だが、意外性はあまり感じられなかったなあ。キャラクターのイメージ通りのドラマという印象。六編の中では「大東の彼女」が最もよかった。軽く見える青年の抱える家族の重み、「人に歴史あり」。ジャスミンも頑張ってるなあ。次作が待たれるシリーズ。

2014/09/07

風眠

『ホリデー』シリーズに至るまでのそれぞれの登場人物たちを描いた、スピンアウト。エピソード0とも言える短篇集。このシリーズの中では、私はジャスミンさんが大好きだけれど、ますますますます、ジャスミンさんが好きになった。やわらかいけれど男前で、投げやりなようで諦めきってはいなくて、情の部分で人を信じる器をもってる人。そんな、めちゃくちゃいい女なジャスミンさんに、あらためて惚れなおしたよ私は。手強い自分、手強い世の中、そんなさまざまなものを乗り越えて、私もジャスミンさんみたいになれるだろうか。なりたい、と思う。

2014/08/07

ダイ@2019.11.2~一時休止

ホリデーその3。今回は登場人物のスピンアウト短編集。ジャスミンとナナの話がイイ。

2014/12/24

hiro

『ホリデー』シリーズの第3弾。時系列でいえば『ワーキング・ホリデー』直前までの話だが、スピンアウト短編集なので、必ず『ワーキング・ホリデー』を読んでから、この本を読むことをお勧めする。この本を読むと今まで書かれていないジャスミン・大東・雪夜・ナナ・進の‘背景’が明らかになり、『ホリデー』シリーズの世界がより広がることは請け合いだ。また、あとがきで、坂木さんも気づかなかった衝撃の事実も明らかにされるが、これもお楽しみ。大和・進親子の『ウィンター・ホリデー』後の話のシリーズ第4弾を期待します。

2014/06/22

再び読書

期待が大きいだけに、少し肩透かしに感じます。これが、 スピンオフのマイナス面かも知れませんが、乗りかけると降ろされる感じが、少し残念に感じます。ジャスミンが絡むエピソードは面白かったが、大東とナナのエピソードがいまいち乗り切れなかった。進と大和のエピソードに入り、懐かしさとウルウルきました。面白いが、物足りない。是非スピンオフではなく、続編を読みたいと思います。

2016/05/27

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