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界

作家
藤沢周
出版社
文藝春秋
発売日
2015-04-24
ISBN
9784163902500
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界 / 感想・レビュー

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Emperor

水や光の描写がズバ抜けて美しい。文章から冷気を感じることができる稀有な作家さんだと思う。

2020/01/19

onasu

月岡(新潟)、千秋(秋田)、指宿(鹿児島)…、と場所を替えての連作短編というのは趣があるが、ぐだぐだと書かれる男の心情、純文学的とでも言うのかな、全くのミスマッチだった。

2015/08/27

チオリンゴーゴー

指宿という言葉がある章の中にあった為、手にとってみました。砂蒸し風呂や桜島のことなど地元の方はよく分かる光景が描かれていましたが、肝心の小説の内容がよく分かりませんでした。笑。男と女の事を男側からの目線で描かれている感じ。あまり、感情移入できませんでした。

2015/12/04

るんるん

一応読み終えましたが・・・よくわからなかった。指宿の砂蒸し温泉に行きたい。

2015/10/08

sibafu

『文學界』連載の連作短編集。「旅先で見知らぬ女性と情事に陥ることもあるのではないか、と期待して、下半身が効かなくなるのを恐れて酒をセーブしようとなどとつゆとでも考えたのが、子供じみて馬鹿馬鹿しくなる」(「八橋」)。東京にいる本来の女とは心が食い違いはじめているようで、各地の旅先で瞬間の女を求める。度を越していて一歩引けば滑稽にさえ映るハードボイルドに浸っているが、虚しい男の下心が衝動としてある。次の一歩への躊躇いとか迷いが濃い。現実に挟まる記紀や仏教などの古来の日本的な物語が幻想性の味になっていていい。

2015/06/28

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