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日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)

日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)

日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08)

作家
伊藤比呂美
福永武彦
町田康
出版社
河出書房新社
発売日
2015-09-11
ISBN
9784309728780
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あらすじ

人間のユーモアと機知とエロスに満ちた野蛮な魅力そのものが生き生きと語られる、「瘤取り爺」の原話等古来よりの説話100余篇を収録。「日本霊異記」「宇治拾遺物語」「発心集」は新訳で。

解説=池澤夏樹
解題=小峯和明
月報=高樹のぶ子・朝吹真理子

日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集08) / 感想・レビュー

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starbro

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集全30巻完読チャレンジ第十弾です。ようやく1/3終了です。千年近く前の説話集なので、退屈ではと読み始めましたが、今までの中でもBEST3に入る面白さです。伊藤比呂美訳の「日本霊異記」のエロさにまずビックリ(性的な用語がカタカナで乱発されます)しました。最高なのは町田康の超現代語訳「宇治拾遺物語」です。面白過ぎかつパンクな内容です。「宇治拾遺物語」だけでも読む価値があります。こういうテキストで勉強したら古文好きの学生が増えるんじゃないかなぁ!文部科学省は参考にするように。

2015/09/30

Osamu Ueno

まず感想の前に町田康さんのラジオ講演会が今週6月17日(土)NHK第二ラジオ午前6時から7時まで放送します。「作家が語る創作論」と題して、古典の現代語訳についてどのように古典と向き合っているのか、自身の方法論を語ります。さて町田さんの宇治拾遺物語の中の「奇怪な鬼に瘤を除去される」は、お馴染みの「こぶとりじいさん」の話です。町田語訳の特徴は、若い読者に古典に親しみをもってもらうために、至る箇所に感嘆詞を使っています。例えば鬼同士の盃を交わす 場面に「ままままま」 「おっとっとっ」という具合に。→続く

2017/06/14

KAZOO

この巻は、昔の説話集から現代作家が抄訳をしたものを収録しています。池澤さんが伊藤さんや町田さんにご自分で選んで現代語訳に頼んだのだと思います。今昔物語は昔にもう少し多くの内容のものを父親の福永さんの訳で読んでいます。説話とは言うものの内容は滑稽話のようで読みながら笑ってしまうところもあります。

2015/09/25

優希

説話文学が4編おさめられています。時代順に並んでいるので読みやすかったです。仏教説話、昔話の原型といった物語に興味津々。各物語の現代語訳で語られているのも面白かったですし。中でも『宇治拾遺物語集』の町田康訳は度肝を抜かれました。下ネタのオンパレードですもんね。少し引きました。抄訳なので、いつかそれぞれ、全話読んでみたいと思います。

2017/07/28

seacalf

一見、四つの説話集をまとめた堅苦しそうな本。しかし読メの感想がなければ決して手に取らなかったでだろうこの分厚い本がとんでもなく面白い。時代順に日本霊異記、今昔物語、宇治拾遺物語、発心集と進むが、町田康訳の宇治拾遺物語だけ度肝を抜くほど毛色が違う。控え目に言っても、ぶっ飛んでいる。事前に芥川の芋粥や鼻を読んでると、あまりにも違いすぎて、その酷さに吹き出してしまう。町田さんが挑戦したように、くだけた感じでユーモアをふんだんに盛り込みつつ様々な説話を時代毎に楽しんできたのだなあと思いを馳せながら愉快に読めた。

2017/04/14

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