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戦争の傷あと (漫画家たちの戦争)

戦争の傷あと (漫画家たちの戦争)

戦争の傷あと (漫画家たちの戦争)

作家
藤子・F・不二雄
樹村みのり
手塚治虫
北見けんいち
今日マチ子
巴 里夫
西岸良平
北条司
滝田ゆう
出版社
金の星社
発売日
2013-04-04
ISBN
9784323064031
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戦争の傷あと (漫画家たちの戦争) / 感想・レビュー

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keroppi

続けて「漫画家たちの戦争」シリーズ。この巻のテーマは「戦争の傷あと」。戦争は、戦場だけでなく、普通に生活している人々や町にまで押し寄せて、苦しみを撒き散らす。「ドラえもん」からは、動物園で殺された象の話。「三丁目の夕日」は戦後10年以上経った時代の戦争の影。「寺島町奇譚」は、戦時中ののんびりした話だが、こういう町もやがて焼け野原となる。北条司の「少年たちのいた夏」は、租界した少年たちと収容所を脱走したアメリカ人の交流と悲劇を描いているが、こういう話も描いていたのだなと驚いた。これまた読み応えのある作品集。

2022/02/08

yomineko@猫と共に生きる

かわいそうなぞう。この絵本を読んだ事がある。巴里夫さんの物語に感動した。戦争さえなければこの2人は幸せになれたのに😢東京大空襲で9万人を殺戮したカーチス・ルメイ将軍は昭和39年に日本政府から勲章をもらっている。航空自衛隊の育成に尽くした功績らしいが納得がいかない😡😡😡フルートの話も良かった。ジェニーさんと幸せになったんですね。せめてもの救いは子ども達の明るさ。戦争が憎い😡😡😡

2022/04/14

読特

シリーズ5冊目。戦争に巻き込まれた兵士ではない人々を描いた作品群。東京大空襲、沖縄戦、疎開先から逃げ出す子供、ポーランドでの虐殺…。様々な「戦争の傷あと」が突き付けられる。中でも忘れてはいけないのが、殺処分された動物園の動物たち。毒の入った餌を食べない象は餓死させることとなる。餌をもらいたい象は芸を披露する。しかし、それは虚しく…。この悲しい話にもドラえもんの道具が夢を与える。何ともならない過去の出来事。なんとかしたいという思いから抱く幻想。何とかなるはずの未来を創る今。この記憶を活かせているだろうか。

2023/06/11

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

『漫画家たちの戦争』シリーズ。戦争の傷あとがテーマ。戦争で犠牲になるのは弱い立場の子供や動物たち。胸が痛む。

2018/09/24

たまきら

ドラえもんでこんなお話があったんですねえ。戦時中に生まれ、それが日常だった人々が、ある日を境にリセットされて新しく歩み出す。その奇妙な変化を表面上は淡々と受け入れて生き、近年になってずっと隠してきた膿が吹き出し止まらない。そういう証言者たちに出会いお話を聞くたび、心のケアへの取り組みの重要性を感じずにはいられません。

2019/02/26

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