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パラダイス・ガーデンの喪失

パラダイス・ガーデンの喪失

パラダイス・ガーデンの喪失

作家
若竹七海
出版社
光文社
発売日
2021-08-24
ISBN
9784334914196
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パラダイス・ガーデンの喪失 / 感想・レビュー

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ちょろこ

葉崎市シリーズ8の一冊。今作はコロナ禍真っ只中、素敵な庭園にいきなり登場した死体からスタート。そこから老人ホーム詐欺事件だの、誘拐だの、何がどうなってどう繋がる?をどんどん掻き立てられ、パッチワークのように色とりどりの布、いや、人物がユーモアとビターで交錯していく過程はややこしながらも止まらない。そして最後はどんな大きな緻密に創作されたであろうパッチワークが出来上がるのかワクワク感が止まらない。チクチクパタパタ全てのパーツが繋がる終盤、そして…げっ!見事に真っ黒なほくそ笑みがここに。これぞ人が持つ強毒。

2021/12/20

とん大西

あぁ、面白い!一見、無関係と思えた事件が時とともにつながっていく。自殺も殺人も誘拐も詐欺も。絶景のパラダイス・ガーデンを舞台に欲と念を織り交ぜながら縦横に広がるパッチワーク。真相を小出しににするニクい演出。焦れながら「次はどうなる!?」とわきあがる高揚感。いやぁ、それぞれが内に秘めた群像劇にひきつけられました。最後の最後も…そうなってたのねぇ~。巧妙絶妙なブラックさに、ニヤリ。

2022/05/05

のぶ

若竹さんの本は何冊か読んでいるが、「葉崎市シリーズ」は初めて読んだ。面白く楽しむ事ができた。物語は2020年秋、葉崎市の崖の上にある個人庭園〈パラダイス・ガーデン〉で、身元不明の老女の自死死体が発見された。庭園のオーナー・兵藤房子は自殺ほう助を疑われ、ささやかな暮らしは大きく乱される。葉崎署の二村貴美子警部補が捜査に乗り出すが、署内は新型コロナのクラスター騒ぎで落ち着かず、事件を端に、他の住民たちの日常にも綻びが見えはじめる。多くの人が出てくるが、うまく整理されている印象。登場人物は高齢者が多かったな。

2021/09/18

中原れい

あ、今回はガーデンの房子さんは悪い事してなかった(^⊿^ー3ホッ 何しろ明るく自然の多い街を舞台にしたコージィなシリーズでありながら、いつも飛び切り真っ黒いんだもの。お医者さんが対応してるシーンでもしかして?って思ったのは当たってたけど、やっぱり驚くことがいっぱい。スワンの方はわかりにくい方だったw若者も年寄りも悪くしか考えない奴はいるけれどまともなものに勇気づけられる、イヤなのに読み終わると不思議なあったかさが湧いてくるこのシリーズ、やっぱり大好きだ!

2021/08/29

aquamarine

個人庭園パラダイス・ガーデン。コロナ禍において老人ホームの詐欺問題が絡み、死体が現れ…著者は相変わらず女性オーナーに冷たい。読み始めてすぐ現れるいくつものピースは、まるで繋がりのないように見えていても、もちろん正確に切り取られ大きな絵の一部として納まるところに収まるようにできている。事件と二村警部補により少しずつ繋がって綺麗な模様を作り始め、一枚に仕上がっていく様を楽しく読み進んだ。出来上がったパッチワークキルトを万感の想いで眺める私に、最後に著者が指さした隠し絵のようなピースに息をのむ。仕上げも完璧。

2021/09/26

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