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考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)

考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)

考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)

作家
池内了
永井均
管啓次郎
萱野稔人
上野千鶴子
若林幹夫
古井由吉
桐光学園
ちくまプリマ―新書編集部
出版社
筑摩書房
発売日
2015-02-06
ISBN
9784480689320
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考える方法: <中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書) / 感想・レビュー

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けんとまん1007

改めて考えるとは。。。それぞれの分野での刺激がある。その中でも、菅啓次郎さんと古井由吉さんのが、こころに響いた。菅さんの「暮らす土地・風土とのありよう・関係性」、古井さんの「会話でなく反応」というフレーズが特に重要だと思う。ここに根差せるかどうかで、生き方が違っていく。

2018/04/27

よこしま

日本ではいま、約85%の人が「殺人は必要だ」と考えている。◆この文章を読んだ時、鮮烈なショックを受けました。萱野稔人氏が、カントの哲学を使って“なぜ人を殺してはいけないのか”を問い掛けをしています。死刑が必要か否かではなく。◆著書は前作『何のために「学ぶ」のか』より、難度が上がっている分、各著者ともに刺激あるメッセージをだしています。より深く“考える力”が求められます。◆菅敬次郎氏の7世代後を考えつつ、「野生哲学アメリカン・インディアンに学ぶ」は興味を引きました。◆いずれも懐疑の必要性が感じられます。

2015/04/27

Nobuko Hashimoto

各分野の専門家が中学生にわかりやすく講義するシリーズ。いずれも興味深かったが、池内了「それは、本当に「科学」なの?」が特に面白かった。もっともらしいニセ科学のどこがニセなのかを説明する。現在の科学では100%は断言できない問題(例えば温暖化とCO2の関係など)に関しては、解明を続けつつ、「利益よりも安全性を優先する」「予防のため疑わしきは罰する」ことを勧めている。授業で紹介したい。

2015/05/14

びっぐすとん

図書館本。著名な研究者が中学生に専門分野についてレクチャーしたもの。永井さんはやはり今回もわからない(笑)、池内さん、上野さんの話は解りやすく、興味深かった。先日古井さんの作品を読んで良かったので、この本も古井さん目当てだったのだが、古井さんのお話もとても良かった。中学生の時から大学の先生の話を聞く機会があれば、勉強への取り組み方も変わってくるだろう。各学校に著名人を招待するのは難しいがビデオで視聴する方法で、こういう機会を増やしてはどうだろうか。なぜ勉強するのか、なにを勉強したいのかが見えてきそう。

2020/11/27

ユウキ

様々な偶然が重って私は今、静岡県富士宮市に住んでいる。この運命にはどういう意味があるのか。本書の「アメリカインディアンは何を考えてきたか」で改めて考えることになった。アメリカインディアンというおそらく自分にはまるで関係のない人たちの暮らしぶりや生活に興味を持つことで、自分が住んでいる土地と生活を省みる。そして「われわれもついこのあいだまでは土地への愛と感謝の感覚を持ってそれぞれの土地に生きる集団だった」ことを教えられた。全く縁のなかった土地でわたしが生きていく上で、こうした感覚を早急に掴みたい。そう思った

2018/04/01

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