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臨床とことば―心理学と哲学のあわいに探る臨床の知

臨床とことば―心理学と哲学のあわいに探る臨床の知

臨床とことば―心理学と哲学のあわいに探る臨床の知

作家
河合隼雄
鷲田清一
出版社
TBSブリタニカ(阪急コミュニケーションズ)
発売日
2003-02-01
ISBN
9784484032023
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臨床とことば―心理学と哲学のあわいに探る臨床の知 / 感想・レビュー

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禿童子

河合隼雄さんと鷲田清一さんの臨床の現場での治療者の「聴く」という行為について掘り下げた対談。個々の患者に対して治療者がどのように臨めばよいか、「この場合はこうする」という一般化ができない。(河合)「臨床の知の面白さは、個別性から普遍性に至る道をちょっと間違えたら失敗する」。(鷲田)「沈黙が饒舌よりはるかに物を言うことがあるように、何もしないことが献身的な行為よりも多くをなしとげるということがある」。「語りのなかでひとはじぶんを編みなおす」。読友さんのレビューに触発されて読んだが、誤解していた(続く↓)。

2016/07/12

なかたにか

阪急の装丁はいいですね。文庫も、この装丁だと良かったろうに…笑。

2013/09/21

Naoto Ono

個より普遍に至る道。一人の人間と真剣に向き合うことでそこから普遍性を感じ取れる経験に出会う。昨今のビッグデータとは正に逆行する考え方で、しかし本書で紹介されている個別性からくる普遍性の事例を読んでいると非常に真に迫っていて、いくらビッグデータを操ったところで薄っぺらなものしか得られないように感じる。しかしそのために必要な「聴く」という重要性。相手の言葉を無理に掴まず、漏れだしてくる語りに耳をすます。中々出来ないなぁ。

2015/05/22

オカヤン

心理カウンセラーで、自分の大好きな河合隼雄と、最近読んだ、臨床哲学の鷲田清一の対談。相手を理解するとは?「他者の想いにふれ、それを受け入れることで、自己のうちで何かが変わる、これまでとは違ったふうにじぶんを感じられるようになる」受け入れられるだけの余裕が必要だなぁ。。

2014/06/30

いちの

心理学の河合先生と、哲学の鷲田先生の対談。言葉を掴まずふわーっと聞くこと、言葉をほぐして話すことの大切さ。19世紀までの幸福論のこと。通過儀礼についてなど。興味深い話題が多かったです。お二方とも偶発を重視するスタンスであるためか、対談の内容も徒然なかんじでした。思秋期の話が特に印象に残りました。

2013/08/04

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