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紙魚の手帖Vol.09

紙魚の手帖Vol.09

紙魚の手帖Vol.09

作家
今村昌弘
夕木春央
君嶋彼方ほか
出版社
東京創元社
発売日
2023-02-13
ISBN
9784488031145
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紙魚の手帖Vol.09 / 感想・レビュー

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ツバサ

若手作家達の書き下ろし短編の企画は面白い。でも1番は明智さんの探偵物語かな。やはり魅力的な登場人物。1冊にまとまるくらい出ると良いな。

2023/02/19

ジャム

今村昌弘「宗教学試験問題漏洩事件」。おなじみミステリ愛好会の明智と葉村の名コンビは試験問題の盗難の犯人として疑われている女子大生を救うため動き出す!あの名作を逆手に取った名短篇で伏線の回収が見事。二人の名コンビぶりも相変わらず笑 夕木春央「今際の際の断崖から」。愛する女に崖から突き落とされた男。一体なぜ?男は崖から落ちて絶命するまでの間に文字通り決死の推理を始める!戦後の昭和を舞台に女王蜂に群がる婿候補なんと7人!最後に意外な動機が明らかになる古き良き探偵小説の興趣漂う傑作!この2作で元が取れます笑

2023/02/16

Abercrombie

明智恭介シリーズ最新作「宗教学試験問題漏洩事件/今村昌弘」+若手作家7人の短編+α。今回はグロい話がなく読みやすかった。印象的だったのは、不死の肖像画家をめぐる幻想譚「不死者の物語/川野芽生」と、崖から突き落とされた主人公が、海面に激突するまでの間に、突き落とされた理由を推理する「今際の際の断崖から/夕木春央」。「ベルベッカという名前/近藤史恵」と「サエズリ図書館のワルツさん/紅玉いづき」は、シリーズの他の話も読みたくなった。

2023/04/08

チャー吉

明智恭介シリーズである【宗教学試験問題漏洩事件】目当てで随分前に買ったままにしていたが、やっと読む事が出来た。読む前から大学特有の事件を表すタイトルに期待が高まるが、期待通りに面白かった。ミステリ好きならば創作に興味を示す派閥は一定数居ると思うが、まさか明智さんもそうだったとは(笑)余りにも短過ぎる犯行時間、芳香剤の香り、室温の冷えた部屋と、随所にヒントが散りばめられており、短編でありながらしっかりと面白いのは流石の一言。

2024/04/06

Tatsuo Ohtaka

「早春・若手作家の宴」で6人の作家が競作。注目は夕木春央「今際の際の断崖から」。崖から突き落とされた被害者がその理由を水面に着くまでの刹那に推理する。死の直前に人生が走馬灯のようにフラッシュバックするというが、この趣向にはビックリ。

2023/02/14

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